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千趣会/売上減と特別損失計上で当期損失48億円に

2009年12月11日 / 決算

千趣会は12月11日、7月30日に発表した2009年12月期の業績予測値を修正した。

修正後の予測値は売上高1464億5000万円(当初予測値より4.0%減)、営業損失29億3000万円(当初11億円の営業利益を予測)、経常損失24億5000万円(21億円の経常利益)、当期損失48億4000万円(15億1000万円の当期利益)の下方修正となった。

修正の理由は、投資有価証券評価損5億6200万円と個別決算で関係会社株式評価損5億8000万円などが発生したため。このほか、個人消費の低迷で10・11月とも売上高が前年、業績予想の売上高を大きく下回った。12月も厳しい状況が続いており、売上高は前回予想を60億3000万円下回る見通し。

この売上高の減少を補うためのバーゲン販売などの増加や、在庫増による評価損額の増加で売上原価率は上昇すると想定され、販売管理費など経費削減に努めてはいるが、売上総利益の減少分を補うまでには至らず減益となる。当期利益は繰延税金資産の取崩しなどで損失計上となる見込み。

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