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寿スピリッツ/営業利益7割増、経費の効率的使用を推進

2009年05月19日 / 決算

寿スピリッツが5月19日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高173億8600万円(前年同期比1.1%増)、営業利益13億1400万円(69.9%増)、経常利益13億2700万円(76.4%増)、当期利益7億2000万円(292.3%増)となった。

通信販売の強化、店舗出店、高付加価値商品の開発、店舗・販売什器の改良、不採算店舗の退店、製品価格・規格の見直し、製造ラインの改善、経費の効率的使用などの事業施策を推進した。

事業別にみると、主力部門の寿製菓は、ケイシイシイから一部製造移管された「ラングドシャ」が加わりグループ向け売上が増加したことなどから、売上高は65億1800万円(4.6%増)。利益面では売上総利益率が、前年同期の29.8%から32.8%と3.0ポイント増加したほか、上期に実施した「お菓子の壽城」のリニューアル費用の解消と販売促進費など経費の効率化を進めたところ、販売管理費が4700万円減少、営業利益は3億4300万円(前期は1700万円の営業利益)となった。

但馬寿は、通信販売の強化、煎餅ラインの新製品投入などにより、売上高は10億7000万円(3.0%増)、利益面では、売上総利益率が前年同期の24.1%から27.8%と3.7ポイント増加した結果、営業利益は1億円(33.8%増)となった。

ケイシイシイは、卸部門では、「ラングドシャ」製品の一部を寿製菓に移管したことによりグループ向け売上が減少したものの、ルタオ部門では、通信販売が新製品の投入などにより好調に推移、売上高は55億1800万円(0.9%増)となった。利益面では売上総利益率は、前年同期の52.4%から55.8%と3.4ポイント増加。百貨店催事の採算管理強化を図り、経費の効率的使用に努めた結果、営業利益は9億7500万円(11.7%増)となった。

2010年3月期の連結業績予想は、売上高185億円、営業利益14億2000万円、経常利益14億5000万円、当期利益7億8000万円を見込む。

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