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久世/営業利益2割減少、食材卸事業で物流コストなど上昇

2009年05月19日 / 決算

久世が5月18日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高421億8100万円(前年同期比0.8%減)、営業利益2億2500万円(20.4%減)、経常利益3億3400万円(24.5%減)、当期利益1億7100万円(28.7%減)となった。

外食・中食市場で大きな市場の割合を占める首都圏を中心に、積極的な営業を展開した。エリアチーム制で機動性を高め、顧客への訪問頻度の向上を図った。新規顧客については、首都圏に本部を構える有力チェーン企業や、有力デベロッパーなどに出店する新規の開拓を中心に営業を進めた。

プライベートブランド商品(PB)、自社開発商品(CFD)、ノンフード(消耗品、キッチンウエア・テーブルウエアなど)の強化を中心に生鮮食材へのラインナップを強化した。

主力の食材卸売業については、首都圏エリアでのチーム制による営業の強化、PB商品、ノンフード商品を中心とした商品力の強化、提案力などのサービス強化を推進するとともに、業務効率と物流効率の向上に取り組んだ。仕入価格や物流コストの上昇、特定顧客の物流エリア組み替えによる売上減など、コスト全般の上昇を吸収できず、売上高は390億6700万円、営業利益5億6000万円だった。

次期の見通しについては、品質管理の強化をはじめ、グループ力の強化、首都圏への営業力の強化、顧客志向の商品力の強化、物流力の強化と業務の効率化、次世代の人材育成などに取り組む考えだ。

2010年3月期連結業績予想は、売上高420億円、営業利益2億5000万円、経常利益3億6000万円、当期利益1億9000万円を見込んでいる。

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