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東武ストア/不採算店舗の減損損失計上で当期利益47%減

2010年01月08日 / 決算

東武ストアが1月8日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は613億9100万円(前年同期比0.7%減)、営業利益11億7600万円(28.5%減)、経常利益13億5200万円(25.5%減)、当期利益8億1100万円(47.4%減)となった。

第3四半期は上期から注力している商品力の強化、鮮度の強化などに加え、下期以降は「良質スーパー」のレベルアップ、粗利益高(率)の確保、ローコスト体質の強化などにも取組んだ。しかし、新店舗の寄与はあったものの売上高は既存店売上高の減少が影響し減収となった。

営業利益は新店舗の経費増加、当期利益は不採算店舗の減損損失4億円の計上でそれぞれ減益となった。

小売業の売上高は591億7300万円(0.7%減)。東武ストアでは、2009年4月に我孫子店など4店舗を開設し、11月30日現在で55店舗体制とした。また、食品部門の販売力強化を目的に、土呂店、下高井戸店、蒲生店の3店舗を改装した。並行して商品力の強化、鮮度の強化、販売の質のレベルアップの取組を強化し、「良質スーパーとして」のレベルアップを図った。

このほか、ナイトマーケットの拡大、私鉄系チェーンストア8社が共同開発したVマーク商品の拡販、創業50周年記念セールなどを実施。電気使用量を徹底して削減し、経営コンサルタントの指導で器具備品や設備投資などの経費削減にも努めた。

警備業、物流センターなどのその他の事業は売上高22億1800万円(0.1%減)。

通期は売上高815億円(1.2%減)、営業利益14億円(35.3%減)、経常利益16億円(33.0%減)、当期利益21億円(2.8%増)を見込んでいる。

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