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松屋フーズ/コスト負担削減で、当期利益130%増

2008年11月03日 / 決算

松屋フーズが10月31日に発表した2009年3月期中間期決算によると、売上高は305億2600万円(前期比0.4%減)、営業利益7億9100万円(3.3%増)、経常利益7億7700万円(8.3%増)、当期利益2億3300万円(130.6%増)と当期利益が大幅に向上した。

中間期の出店状況では、直営の牛めし定食店を9店舗、鮨業態店舗を2店舗など計13店舗を出店。一方で、直営店7店舗を撤退したため、期末店舗数はフランチャイズ店・一時休業店舗を含め、737店舗となった。業態別内訳は牛めし定食店707店舗、鮨業態15店舗、とんかつ業態(チキン亭・松八)9店舗、その他の業態6店舗。改装などの状況は、49店舗の改装(全面改装4店舗、一部改装45店舗)を実施し、食品加工工場兼総合物流センターの用地取得にも投資した、

また、集客策として牛飯の期間限定ディスカウントや大盛り無料などのキャンペーンを実施。これらの取り組みの結果、主力業態の牛めしで、売上高は1.9%増を記録。売上原価率はほぼ前期並の33.2%。牛肉の仕入価格が上昇したものの、店舗売上の増加でカバーしたためだという。

販売費・一般管理費は、対売上高比率が前期並みの64.2%で、人件費率は34.4%、経費比率は29.8%と、やはり前期並となった。これは、前年後半より実施した弁当容器の紙製品への切替経費の増加、燃料価格の高騰の影響で配送費や光熱費等の増加などの一方、様々な経費削減への取り組みの効果が現れたため。

通期の業績予測に変更はなく、売上高は630億5000万円(2.2%増)、営業利益28億3000万円(2.7%増)、経常利益27億9000万円(4.2%増)、当期利益10億5000万円(5.9%増)と小幅な伸びにとどまる見通し。

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