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米久/食肉、居酒屋部門の好調で経常利益66.6%増

2009年01月16日 / 決算

米久が1月15日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は1280億9100万円(前年同期比6.6%増)、営業利益35億2600万円(63.6%増)、経常利益35億2700万円(66.6%増)、当期利益6億9700万円(13.5%減)の増収増益となった。

部門別の概況では、加工品事業で販売数量を拡大し、単位当たり製造コストの低減を図った。またアイテム数の削減で生産を効率化。同期は業務用の徳用ロースハムと徳用ベーコンの売上高・数量が伸長し、業務用焼豚も増加した。ハムなど全体の売上高・数量は大きく増加した。

ソーセージは国産のコンシューマー製品が大きく伸びたほか、中国産商品の代替需要を取り込み、業務用製品が増加した。ソーセージ全体の売上高・数量も増加を記録した。

デリカテッセン部門では、惣菜売り場向けのトンカツや唐揚げが増加したものの、中国事業の撤退で、如皋米久食品有限公司、南通富士美食品有限公司の製品群が大きく減少した。これが全体の売上高・数量を引き下げた形となった。

食肉事業では、豚肉は北米産の輸入ブランド・ミートが売上高・数量が伸長し、鶏肉も国産需要の高まりで増加。牛肉も輸入品が増加したため、食肉全体の売上高・数量も大きく増加した。加工品・食肉事業の売上高は968億5200万円(13.8%増)、営業利益11億3300万円(1088.8%増)の大幅増益となった。

外食事業では、居酒屋チェーン経営のチムニーが積極的出店を継続し、期末店舗数は439 店舗と41店舗増加し、創立25周年の販売促進活動も寄与し売上高を大きく伸ばした。一方、地ビールレストラン経営の御殿場高原ビールは不振に終わった。外食事業の売上高は295億6700万円(13.6%増)、営業利益は24億2800万円(22.7%増)と増加した。

通期の業績予測は売上高1722億円(3.7%増)、営業利益50億2000万円(22.4%増)、経常利益49億円(19.4%増)、当期利益11億7000万円(46.6%減)を見込んでいる。

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