流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





花王/コンシューマープロダクツ部門の売上4.1%減、営業利益8割減

2009年10月27日 / 決算

花王が10月27日に発表した2010年3月期第2四半期業績によると、コンシューマープロダクツ事業の売上高は5147億円(前年同期比4.1%減)、営業利益427億円(88.2%減)となった。

内訳をみると、ビューティケア事業の売上高2756億円(8.1%減)、営業利益11億円(35.7%減)。ヒューマンヘルスケア事業の売上高976億円(0.3%増)、営業利益45億円(34.2%減)、ファブリック&ホームケア事業の売上高1410億円(1.5%増)、営業利益317億円(20.9%増)。

国内では、化粧品市場が縮小したが、トイレタリー(化粧品をのぞくコンシューマープロダクツ)市場は、主要カテゴリーの消費者購入価格が前年同期に比べ1ポイント低下したにもかかわらず、金額ベースでは1%伸長するなど、堅調に推移した。

国内の売上高は、1.3%減の4292億円。プレステージ化粧品は市場構造の変化の影響を受けたが、トイレタリー製品は、消費者の生活スタイルの変化に対応した新製品の発売や、提案型販売活動、店頭展開活動の強化などに取り組んだ結果、グループのシェアは引き続き前年同期を上回り、売り上げも増加した。

営業利益は、天然油脂や石化原料を中心とした原材料価格が低下したものの、売り上げが減少したため、前年同期を52億円下回る374億円だった。

アジアでの売上高は為替変動の影響により10.7%減の381億円。現地流通との協働取組や日本を含むアジア一体運営を推進している効果が現れ、為替変動の影響を除いた実質では4.8%増となった。

欧米では、景気悪化の影響を受けた市場の冷え込みや為替変動により、売上高は19.0%減(為替変動の影響をのぞく実質5.2%減)の552億円だった。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧