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近鉄百貨店/通期売上高6.6%減、営業利益89%減

2009年04月11日 / 決算

近鉄百貨店が4月10日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は2806億4000万円(前年同期比6.6%減)、営業利益4億2000万円(89.3%減)、経常利益8億9600万円(76.2%減)、当期利益2億6300万円(42.0%減)の減収減益となった。

事業別の概況では、主力の百貨店業で隣接している新歌舞伎座、商業施設の入居する複合ビルが建設中の上本町店で1階の増床と婦人洋品売場の改装を実施。枚方店では食料品売場を拡大する改装を、生駒店・桃山店で専門店の新規導入を中心とする売場改装をそれぞれ実施した。

阿倍野地区では、取壊し予定の阿倍野店旧館部分にある売場を移設するための改装を実施、南側用地に都市生活者のライフスタイルをテーマに専門店と文化サロン、旅行サロンで構成する都市型複合商業施設「and」を開業した。

また、各店の集客力を向上するため、「テレビの青春!昭和30年代番組展」など話題性のある新規催事を開催するなどの営業施策を実施した。さらに、顧客満足第一主義に徹した品揃えとサービスの実現を図るため営業改革部を新設。売場の運営業務の分析と見直しを行った、

しかし、売上高は2516億8000万円(7.9%減)、営業利益は4500万円(98.3%減)となった。卸・小売業では、シュテルン箕面が輸入自動車業界全体の不振で、ジャパン・シーフーズは主力である水産物卸・小売業の不振と洋菓子関連部門の廃止や設備修繕費の増加などが影響し、売上高は92億5400万円(9.0%減)、営業利益は9100万円(56.5%減)となった。

次期は売上高3340億円(19.0%増)、営業利益9億円(123.7%増)、経常利益8億円(10.8%減)、当期利益4億円(51.8%増)と増収増益の見通し。 

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