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魚力/卸売事業の売上減で経常利益10%減

2010年01月29日 / 決算

魚力が1月29日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は189億2500万円(前年同期比1.1%減)、営業利益6億1500万円(0.9%増)、経常利益5億5400万円(10.4%減)、当期利益2億9100万円(前期は2億5900万円の当期損失)となった。

第3四半期の小売事業は既存店舗の販売力強化に取組み、8月より各店舗に「お魚アドバイザー」としてベテラン社員を任命。顧客に商品に関する情報を伝え店舗の集客につなげるようにした。7月までは既存店舗の売上高は前年並みだったが、8月以降第3四半期末まで前年同期比で2~3%を下回る状況で推移した。5月には京急久里浜駅ショッピングプラザウィング内に久里浜店を、9月に丸広百貨店飯能店内に飯能店をオープンしている。売上高は152億5500万円(0.2%増)、営業利益は8億1900万円(8.3%減)となった。

飲食事業は旬のメニューの品揃えの強化やサービスの向上を継続し、ニーズに応えた低価格メニューの導入や店舗形態に合わせたイベントで集客を図り、売上高の確保に努めた。しかし、ディナーの集客などが厳しい推移となり、既存店舗売上高は4.8%減。売上高は8億5900万円(2.7%減)、営業損失700万円(前期は営業損失100万円)となった。

卸売事業では、国内の主力取引先の食品スーパーが厳しい売上状況のため、卸売上高も減少し、魚卵メーカー向けの売上高が前年の1割強に激減。国内事業の売上高は16%減となった。米国子会社のウオリキ・フレッシュ・インクの売上高は9億円、営業利益は2600万円となり、グループ全体の売上高は28億900万円(7.2%減)、営業利益は1800万円(営業損失7900万円)となった。

通期は売上高248億5000万円(2.2%減)、営業利益9億円(3.6%増)、経常利益10億円(2.2%減)、当期利益5億6000万円を見込んでいる。

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