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スターバックス/第1四半期は新商品好調で5.4%増益

2010年08月10日 / 決算

スターバックスコーヒージャパンが8月10日に発表した2011年3月期第1四半期決算(非連結)によると、売上高は251億7000万円(前期比5.4%増)、営業利益20億6900万円(1.8%増)、経常利益21億7500万円(2.7%増)、当期損失10億4300万円(前期は9億3800万円の当期利益)となった。

4月から発売したプレミアムスティックコーヒー「スターバックスヴィアコーヒーエッセンス」が好調。ビバレッジでは「ダークモカチップフラペチーノ」や、同商品を初夏に合わせてアレンジした「ダークモカ&オレンジフラペチーノ」が、フードでは「抹茶蒸しパン」や「バニラシフォンケーキ」などが好調に推移した。

環境に配慮したグリーンストア「福岡大濠公園店」や徳島県第1号店となる「徳島駅クレメントプラザ店」など10店舗を新規出店。一方1店舗を退店(出退店のいずれも直営店)を実施。期末店舗数は886店舗(うちライセンス32店舗)となった。

第1四半期累計の既存店実績は売上高2.7%増、取引件数3.5%増、客単価0.8%減となった。

売上総利益は183億4100万円(6.1%増)となり、売上総利益率は72.9%(0.5ポイント増)となった。従来より取り組んだ原材料価格の低減施策及び品揃えの最適化などの、収益改善効果が表れた。

営業利益は20億6900万円(1.8%増)となった。店舗環境および人材への投資拡大による経費の増加などで、販売費と一般管理費率が64.6%(0.7ポイント増)となったが、売上総利益が増加したため増益となった。

当期利益は、「資産除去債務に関する会計基準」が適用となった影響で28億5200万円、および同会計基準適用を契機として、対象となる有形固定資産の耐用年数の見積りを変更し、過年度分の償却費相当額7億500万円を固定資産臨時償却費として特別損失に計上したことなどにより、純損失となった。

通期業績予想は、売上高1015億円(前年同期比4.6%増)、営業利益67億5000万円(4.8%増)、経常利益69億円(4.0%増)、当期利益12億5000万円(62.7%減)に売上・利益共に上方修正された。

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