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オンワードHD/2月期は基幹ブランド見直しで営業利益2倍

2011年04月11日 / 決算

オンワードホールディングスが4月8日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は2445億5000万円(前年同期比1.6%減)、営業利益89億2800万円(103.7%増)、経常利益104億9700万円(71.5%増)、当期利益27億2200万円(24.4%増)となった。
アパレル関連事業の売上高は2297億5000万円(1.9%減)、営業利益89億8100万円(97.1%増)だった。オンワード樫山の品種別売上高は、紳士服368億2800万円(3.2%減)、婦人服1045億9000万円(0.4%減)、子供服64億1700万円(1.4%減)、和装20億600万円(17.7%減)、その他44億7500万円(6.8%減)。
チャネル別売上高は、百貨店1190億5100万円(0.5%減)、新流通271億6000万円(3.7%減)、専門店40億6100万円(8.9%減)、チェーンストア10億7300万円(14.0%減)、その他29億7100万円(8.4%減)だった。
国内事業では、オンワード樫山において、「ブランド軸経営」を基本戦略に、基幹ブランドを中心に「商品力」「販売力」「売場環境」を磨き上げることで「ブランド価値」を高め、ブランドを横断した「アイテム戦略」と「魅力的な仕掛け」により売上拡大を図った。
急成長するネット市場にも本格的に参入し、積極的な会員獲得などにより計画を上回る成果を上げた。その結果、基幹ブランドの売上拡大と粗利益率の向上が図れ増益となった。
他の国内アパレル子会社においては、特にアイランドの業績が順調に推移し、収益拡大に寄与した。 
海外事業では、欧州地区において、ジョゼフ、ジルサンダー両グループが、生産プラットホームの役割を持つジボ・コーグループとのシナジー効果により、経営体質の改善が進んだ。アジア地区で、市場の拡大を背景に計画通りの成長を図り、北米地区の収益改善が順調に進んだ。
通期は売上高2448億円(0.1%増)、営業利益102億円(14.2%増)、経常利益116億円(10.5%増)、当期利益35億円(28.6%増)の見通し。

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