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JR東日本/3月期の駅スペース活用事業は震災の影響で減益

2011年04月27日 / 決算

東日本旅客鉄道(JR東日本)は4月27日、2011年3月期決算を発表した。それによると、NEWDAYS、エキュートなどの駅スペース活用事業の売上高は3999億円(前年同期比0.0%)、営業利益313億円(5.9%減)となった。営業費用は3685億円(0.5%増)だった。
紀ノ國屋の新規連結やJR東日本ステーションリテイリングの「エキュート東京」の開業効果などがあったものの、東日本大震災の影響による、計画停電や鉄道の利用減少に伴う減収などにより減益となった。
東京駅ノースコート「グランスタダイニング」(東京)や「京葉ストリート」(東京)、「エキュート上野」(東京)、「エキュート品川サウス」Ⅰ・Ⅱ期(東京)などを開業。また、大型タッチパネルディスプレイなどを搭載した次世代自販機を品川駅など首都圏主要駅を中心に導入した。
アトレなどのショッピング・オフィス事業の売上高は2327億円(1.3%減)、営業利益は642億円(7.3%減)となった。営業費用は1685億円(1.2%増)だった。
東日本大震災の影響による、計画停電や建物等の損傷に伴うショッピングセンターの営業休止や営業時間の短縮に加え、アトレの「アトレ吉祥寺」のリニューアル工事による減収などにより減益となった。
「セレオ八王子」(東京)や「アトレ秋葉原1」(東京)、「アトレ大井町2」(東京)、「イーサイト籠原」(埼玉)などを開業した。
Suicaによるショッピングサービス(電子マネー)では、自社エリア内の「セブン-イレブン」約7080店舗、「サークルK・サンクス」約2150店舗、首都圏の「髙島屋」11店舗にSuica電子マネーを導入するなど、市中の加盟店開拓を積極的に推進し、期末の利用可能な店舗等の数は約14万3180か所となった。
来期の業績予想は、東日本大震災の影響により、現時点では未定とした。

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