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ゼンショー/3月期は新商品好調で営業利益40%増の176億円

2011年05月14日 / 決算

ゼンショーが5月13日に発表した2011年3月期決算によると、売上高は3707億6900万円(前年同期比11.0%増)、営業利益176億6000万円(40.8%増)、経常利益157億9100万円(42.1%増)、当期利益47億3500万円(35.0%増)となった。
MMD(マス・マーチャンダイジング・システム)の強化として1拠点の工場及び3拠点の物流センターを新設し、積極的な業容の拡大とグループシナジーの追求による収益力の向上に取り組んだ。259店を出店、49店を退店し、期末店舗数は4144店舗となった。
郊外型ファミリー牛丼店の「すき家」では、新規出店および広告宣伝等によるブランド力の強化を行うとともに、引続き品質管理の強化とサービス水準の向上に努めた。
2009年12月に価格改定した牛丼新価格280円の認知が広がったことに加え、2010年10月に販売を開始しました食べるラー油とメンマの食感、ピリッとした辛みが特徴の「食べラー・メンマ牛丼」(並盛380円)など新商品を継続的に投入することで、売上高は堅調に推移した。
なか卯が経営する親子丼・京風うどんの「なか卯」は、季節限定商品の投入や既存商品のブラッシュアップによる商品力の強化と、店舗販促の実施により業績の向上に努めた。
主力商品の牛丼では、2010年5月にボリュームを30%アップした「和風牛丼」を並盛350円で発売し、2010年12月には290円と価格を変更した。2011年3月には価格はそのままで具材やタレを見直し、「和風新牛丼」として販売を行い、好評だった。
来期は、売上高4033億5000万円(8.8%増)、営業利益234億9200万円(33.0%増)、経常利益208億2900万円(31.9%増)、当期利益83億7300万円(76.8%増)の見通し。

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