はるやま商事/3月期は店舗閉鎖の減損で当期損失5億円
2011年05月17日 / 決算
はるやま商事が5月13日に発表した2011年3月期決算は、売上高505億8700万円(前年同期比1.0%減)、営業利益16億4600万円(16.9%増)、経常利益18億2200万円(17.3%増)、当期損失5億900万円(前期は4億9900万円の当期利益)となった。
講談社発行雑誌「ViVi(ヴィヴィ)」のライセンスブランド「ViVi fleurs(ヴィヴィフルール)」のネット販売を新たに開始したほか、同社発行雑誌「with(ウィズ)」と共同開発した働く女性のためのウェアリングブランド「with Performance(ウィズパフォーマンス)」を発売した。
レディスカジュアルブランドショップ「MILLION CARATS(ミリオンカラッツ)」を大宮オーパ(OPA)、松坂屋銀座店2階うふふガールズGINZAに出店するなど、レディス事業を強化した。
iPadを全店に導入し、情報配信のツールとしてだけでなく、販売・教育・事務管理等にも活用し、新しい店舗運営ツールとして展開をした。
店舗施策では、大きいサイズの店「フォーエル」の出店を強化する一方で、安定的な収益確保に向けて不採算店舗など19店の閉鎖を実施、期末店舗数は373店舗となった。
売上高は前年を若干下周り、滞留商品の評価減処理による売上総利益率の低下はあったものの、前期に引き続き広告宣伝費など、販売費及び一般管理費の効率化に取り組んだことにより増益となった。
しかし、特別損失に資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額6億8400万円を、さらに中期経営計画達成に向けて閉店の意思決定をしたことなどにより減損損失5億6300万円と店舗閉鎖損失引当金繰入額1億8900万円、東日本大震災による損失1億5000万円を計上した結果、当期損失となった。
来期は売上高532億円(5.2%増)、営業利益19億5000万円(18.4%増)、経常利益20億円(9.7%増)、当期利益3億円(-)の見通し。
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