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中央魚類/3月期は売上高5.3%増、営業利益2.3倍

2012年05月14日 / 決算

中央魚類が5月14日に発表した2012年3月期決算は、売上高1790億5000万円(前年同期比5.3%増)、営業利益3億1800万円(130.0%増)、経常利益7億1700万円(59.8%増)、当期利益2億8500万円(前期は12億3100万円の当期損失)となった。

水産物卸売事業の売上高は子会社1社が連結に加わった影響もあり1743億5900万円(5.2%増)となり、営業損益は集荷販売費用等の増加はあったが、粗利益率の向上等により前年同期より損失幅が縮小して1億5200万円の営業損失となった。

東日本大震災の被災地において滅失した原料の不足感から、冷凍魚の仮儒による市況回復等を背景に上半期は総じて魚価高傾向が続いたものの、下半期に至って、上半期における魚価高騰の価格調整、一部魚種の市況悪化や商材品薄状況などが見られ、福島原発事故の放射能漏れによる風評被害が拡大しはじめ苦戦を強いられた。

水産物の市場入荷の減少には各地からの集荷に力を注いでこれを補い、コスト削減と適正在庫量の管理強化を図り、情報収集と顧客ニーズへのスピーディーな対応に努め、グループ会社間の連携を深めながら積極的な集荷販売を進めた。

来期は、売上高1700億円(5.1%減)、営業利益7億5000万円(135.6%増)、経常利益11億6000万円(61.6%増)、当期利益6億5000万円(127.4%増)の見通し。

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