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高島屋/2月期は売上高3.9%増、営業利益14.2%増

2014年04月08日 / 決算

高島屋が4月8日に発表した2014年2月期決算は、売上高9041億8000万円(前年同期比3.9%増)、営業利益290億9900万円(14.2%増)、経常利益333億5000万円(11.7%増)、当期利益187億1600万円(13.2%増)となった。

株価上昇に伴う資産効果もあり、宝飾品・特選衣料雑貨等の高額品や家具などのリビング用品を中心に好調に推移した。富裕層向けに新たなクレジットカードを発行し、優良顧客の囲い込みを図った。

開店80周年を迎えた日本橋店が記念催事の開催や外商売上の増加などにより増収となった。主力の横浜店も宝飾品・リビング用品等の好調により増収となった。

新宿店は、昨年3月の東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れで増加した来街者を取り込む施策が奏功し、入店客数が増加し好調に推移した。オムニチャネル化の実験店舗としてのさまざまな取り組みにより集客力強化を図った。

梅田地区や阿倍野地区の大型開発で競争が激化する大阪店は、きめ細かいエリア対策や地域と連携した取り組みにより増収となった。

中小型店では、強い顧客基盤を持つ玉川店が好調に推移したほか、食料品売場を増床・改装した岡山店が入店客数・売上を順調に伸ばした。集客力強化と収益基盤強化の両面から、大型テナントを導入した大宮店は、大幅に入店客数を伸ばした。

来期は、売上高9000億円、営業利益310億円、経常利益340億円、当期利益205億円の見通し。

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