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大塚家具/1~9月は売上高0.2%減、営業損失1億9000万円

2015年11月06日 / 決算

大塚家具が11月6日に発表した2015年12月期第3四半期決算は、売上高420億1200万円(前年同期比0.2%減)、営業損失1億9000万円(前期は1億3800万円の営業損失)、経常損失3900万円(400万円の経常損失)、当期損失7100万円(4億8300万円の当期利益)となった。

第1四半期は、積極的な広告宣伝と店舗における受付・接客の強化を行ったが、施策の効果は想定を下回り、さらに自社の大株主より株主提案が出されたことに関連する報道が過熱したことで、全店的に買い控えが生じ、減収減益となった。

第2四半期は、4月中旬から約3週間に亘り開催した大感謝フェアが想定以上の好評を博したことで、第2四半期は大幅な増収増益となり、第1四半期の売上の不足を解消した。

第2四半期以降、中期経営計画に則ったビジネスモデルの再構築に向け、営業・マーケティング活動を行った。

4月から路面店、大型店を中心に順次実施した店舗リニューアルでは、第1弾として受付スペースを縮小し、消費者が気軽に立ち寄り、自由に見られるオープンな店舗へと切り替えた。

7月には、企業価値向上に向け、新ブランドビジョンを発表し、高度な専門性を発揮しながら、顧客と共に考え、共に新しい暮らしを創造することを目指す新たなビジョンに基づき、「企業ブランドロゴ」、「企業スローガン」も一新した。

新ブランドビジョンを具現化するためのアクションプランの一環として、第1弾の受付周りのリニューアルに続き、新宿ショールームを中心に、顧客単独で見てもわかりやすいライフスタイル提案型の店舗へと第2弾の売場リニューアルに着手した。

買い替え促進を企図したリユース事業のトライアル企画として「のりかえ特割キャンペーン」を実施した。

通期は、売上高568億5600万円、営業利益1億1000万円、経常利益2億3000万円、当期利益9000万円の見通し。

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