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資生堂/4~9月、営業利益36.2%増

2015年10月30日 / 決算

資生堂が10月30日発表した2015年12月期第2四半期の連結決算は、売上高が12.6%増の4118億8900万円、営業利益は36.2%増の148億8800万円、経常利益が31.6%増の151億5300万円、純利益は83.8%減の39億8800万円だった。

売り上げ面では、国内は、前期から取り組んでいるブランドイノベーションの成果が着実に現れていることに加え、拡大するインバウンド需要を取り込むための積極的な対応を実施。

海外売上高は、事業基盤の再構築を進めている中国で前年を下回ったが、その他のすべての地域に
おいて前年を上回った。

利益面は、売上増に伴う差益増に加え、費用の効率化を進めたことなどから営業利益、経常利益が増加。純利益は、前期にデクレオー、カリタブランドの譲渡に伴う特別利益を計上したことに加え、今期は変則決算に伴う未実現利益消去に係る税効果の影響で、税金費用が増加したことなどから大幅に減少した。

また、2015年12月期通期予想について、第2四半期連結累計期間の実績、中国売上見通しの下方修正、および今期にJean Paul GAULTIERのフレグランスに関する知的財産権の譲渡による売却益の一部を計上する見込みであることなどから、7月31日発表の数値を修正。

売上高が前回予想比50億円減の7600億円、営業利益は300億円、経常利益が5億円減の300億円、純利益は20億円増の130億円を見込んでいる。

前提となる為替レートは、1ドル=120円、1ユーロ=134円、1中国元=19.3円を想定。

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