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農水省/三杉屋に鮮魚の不適正表示で指示

2010年04月28日 / 商品

農林水産省は4月28日、三杉屋がカンパチ、ハマチなどに事実と異なる原産地を表示し販売していたとして、三杉屋にJAS法に基づく指示を行ったと発表した。
 
近畿農政局は三杉屋の玉川店、山陽明石店が販売する生鮮水産物などに不適正表示の疑義が生じたため、2月8日~3月17日に両店舗の調査を実施した。

この結果、カンパチの2商品で、仕入先が鹿児島産としていた原産地を「愛媛県産」と表示し、昨年5月16日~今年2月8日に1573パックを販売した。また、ハマチの5商品を、香川県産であるにもかかわらず「愛媛県産」と表示し、5商品中4商品を昨年5月17日~今年2月8日までに993パックを販売した。

このほか、養殖ものの鯛あら、ブリあらを「養殖」と表示せず販売。玉川店は不適正表示を隠蔽するため、仕入先と相談し、架空の売渡伝票を作成して近畿農政局調査員に提示した。

山陽明石店もキハダマグロを「メバチマグロ」と表示して販売したり、しじみ、ミル貝、うにの産地を事実と異なる表示で3月10日に販売していた。

このため、農水省は三杉屋に、直ちに全商品の表示を点検し、適正な表示に是正することなどを指示した。

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