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ヤマダ電機/電気自動車「i-MiEV」販売で三菱自動車と提携

2010年12月01日 / 商品

ヤマダ電機と三菱自動車工業は12月1日、電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の試行販売に関する覚書を締結し、同日からヤマダ電機の東京都、神奈川県、埼玉県の17店舗にて「i-MiEV」を販売した。
ヤマダ電機は、スマートハウスビジネスの一環として「i-MiEV」を販売するE電気自動車(EV)専任販売員を設け、すでに車両販売実験を行っている17店舗の販売員も含め、販売を促進する。
12月4日から、テックランド横浜泉店(神奈川県横浜市泉区)で、「i-MiEV」の常設展示場を開設するほか、今後、太陽光発電システムから充電設備の設置まで、トータルソリューションの提案を具体的に行い、試乗会などのイベントを含め積極的なPRを行う計画だ。
2010年4月にさいたま市(清水勇人市長)の「E-KIZUNA Project」事業として開催された「第1回E-KIZUNAフォーラム in さいたま」に両社が出席し、EVの普及促進が低炭素社会の実現に重要な役割を担っているとの共通認識の下に、家電量販店でのEV販売の可能性について話し合ったことが契機となっているという。
ヤマダ電機は、地球環境問題へ積極的に取組んでおり、スマートハウスビジネスとして、太陽光発電システム・エコキュート・オール電化を始めとする省エネ環境対策商品の企画・販売をすでに進めている。
将来、EVは蓄電機能に加え給電機能も持つことによって、家庭での電力供給・消費を効率的に行う際に重要な役割を担うことが予想されるため、今回、EV販売に取り組むことで、スマートハウスビジネスにおけるトータルソリューションの提案を積極的に推進していくという。
三菱自動車は、「i-MiEV」を2009年7月に市場投入し、本年4月からは個人向け販売も開始しており、国内でこれまで約3000台を販売している。
「EVという従来にはない新しいカテゴリーの車を普及させる為には、今までにない新しい取組みや業界の垣根を越えた取組みが必要であり、今後、生活空間の中におけるEVの新たな使い方やアイデアの提案も期待できる家電業界との協業は、ますます重要になってくる」(三菱自動車)という。
なお、三菱自動車は11月9日にビックカメラと電気自動車「i-MiEV」の普及推進に関する協力協定を締結している。

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