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ソニー/非接触ICカード用の次世代FeliCa ICチップ開発

2011年06月10日 / IT・システム

ソニーは6月10日、新世代標準暗号化方式AES(Advanced Encryption Standard)を採用した非接触ICカード(広義のRFIDのひとつ)用の次世代FeliCa ICチップを開発したと発表した。
新ICチップは、カードとリーダー/ライター端末間の相互認証と暗号通信で、従来のDES(Data Encryption Standard)暗号方式に加え、AES暗号方式を備えることで、セキュリティーがさらに強化されている。
また、最新の耐タンパー技術を搭載し、セキュリティーに関する国際標準規格であるISO/IEC15408の評価保証レベルEAL5+以上を取得予定。さらに、先進のプロセスとIC設計技術の最適な組み合わせにより、従来品と比較して低価格化を実現した。このICチップは、サンプル出荷開始を今冬に、量産出荷開始を2012年春に予定している。
■新FeliCa ICチップの概要通信方式:ISO/IEC 18092 (212kbpsあるいは424kbps passive communication mode)に準拠動作周波数式:13.56MHz変調方式:ASK変調ビットコーディング:マンチェスター符号化方式通信速度:212kbps/424kbps 自動切替対応メモリーサイズ:6KB自動エラー訂正機能:有りユーザーメモリー:255ブロックメモリー分割:4分割R/Wとの認証方式:トリプルDESあるいはAES(鍵長128ビット)による相互認証通信路の暗号化:DES暗号方式あるいはAES暗号方式搭載コマンド:DES暗号化対象コマンド、AES暗号化対象コマンド、非暗号コマンド

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