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東京地区百貨店/8月の売上高30か月連続マイナスの3.4%減

2010年09月17日 / 月次

日本百貨店協会が9月17日に発表した8月の東京地区百貨店(14社27店)売上高概況によると、8月の売上高は約1033億円(前年同期比3.4%減)で、30か月連続のマイナスとなった。

売上高構成比の87.5%を占める店頭売上高は4.4%減、同12.5%の非店頭は3.9%増となった。

夏休み期間中の子供向けイベントや文化催事など、各店例年以上に集客施策の展開を強化したため、都内各店の入店客数は、過半の店で前年をクリアした。

東京地区でも全国同様に盛夏商材の活況が売上を下支えする傾向を見せたが、セール比率の上昇によって客単価が下がり、入店客数は増加したものの売上総額では前年実績に届かなかった。

売上好調アイテムとしては、雑貨ではUV化粧品、日傘、帽子、サングラス、婦人衣料では、カットソー、ブラウス、ワンピースなどがあるほか、水着や浴衣もよく動いた。店頭売上が減少した一方で、外商や店外催事などが健闘したことで、非店頭売上が4%近い伸びを示している。

屋上ビアガーデンは、猛暑効果で昨年以上に活況であった。

主要5品目(家庭用品・衣料品・身の回り品・雑貨・食料品)では、6か月ぶりに全品目がマイナスとなった。ただ、5品目の中で雑貨が先月より改善する動き。その他家庭用品とその他食料品が2か月連続のプラスとなり、その他雑貨、家具、惣菜が先月より改善した。

総店舗面積は93万453㎡ (1.8%減)、総従業員数は2万954人 (0.0%)となった。 

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