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J.フロントリテイリング/8月の百貨店0.7%増、SM4.0%減

2010年09月17日 / 月次

J.フロントリテイリング(2010年2月期売上高:9825億円)が9月17日に発表した8月の連結売上は1.7%増だった。

セグメント別では、百貨店業は0.7%増、スーパーマーケット業は4.0%減、卸売業は23.6%減、その他事業は56.8%増だった。百貨店業は1月31日で営業終了した松坂屋岡崎店の影響を含むと1.3%増となる。

百貨店事業は、猛暑により秋冬ものファッションの定価商材の動きが鈍かったものの、各店で強化した婦人洋品雑貨などの盛夏商材のセールが好調であったことに、松坂屋各店で実施した「デパートメントストア100周年記念ご愛顧感謝セール」や、29日に閉店した名古屋駅店の売りつくしセールなどのかさ上げ効果で、大丸松坂屋百貨店直営店は対前年2.2%増、関係百貨店を加えた百貨店事業合計は1.3%増と、3か月ぶりにプラスとなった。

スーパーマーケット業のピーコックストアは、グランパーク田町店、自由が丘店、上池台店、新神戸店などが好調を持続したものの、閉鎖店舗(常盤平店、茶山台店など計4店舗)の影響もあり、全体としては4.0%減となった。地区別では、首都圏が2.7%減、関西地区が3.8%減、中部地区が9.2%減であった。

卸売業の大丸興業は、ホームセンター向け商材やアパレルなど全般に苦戦し、23.6%減となった。

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