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J.フロントリテイリング/9月の百貨店5.6%減、SM1.2%減

2010年10月15日 / 月次

J.フロントリテイリング(2010年2月期売上高:9825億円)が10月15日に発表した9月の連結売上は4.5%減だった。

セグメント別では、百貨店業は5.6%減、スーパーマーケット業は1.2%減、卸売業は15.0%減、その他事業は17.9%増だった。

百貨店事業の売上高は、全社共通で実施した「秋のサンクスフェスティバル」などの販促による嵩上げ効果があったものの、月前半の厳しい残暑により秋冬物ファッションの定価商材の動きが鈍かった。

前年に比べ休日が1日減であったこと、梅田店の大規模改装工事の影響(前年に比べ面積約54%減)も加わり、大丸松坂屋百貨店直営店は3.9%減、関係百貨店を加えた百貨店事業合計は3.7%減となった。

スーパーマーケット業のピーコックストアは、残暑で飲料、アイスクリームが売上を伸ばしたほか、たばこ値上げ前の需要増による押し上げ効果もあり、首都圏では青山店、自由が丘店など28店舗が、関西地区も新神戸店、泉北晴美台店など19店舗が前年を上回り、関西は地区合計でプラスとなった。

既存店ベースの売上高は0.4%増となったが、常盤平店、東池袋店など計6店舗を閉鎖した影響により、全店ベース売上高は1.2%減となった。地区別では、首都圏が1.1%減、関西地区が1.2%増、中部地区が5.7%減だった。

卸売業の大丸興業は、食品やホームセンター向け商材など全般に苦戦し、15.0%減となった。

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