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紀ノ国屋/東京駅に初出店

2010年12月02日 / 店舗

紀ノ国屋は12月4日、東京都中央区の東京駅構内に開業する商業施設「グランスタ ダイニング」内に「KINOKUNIYA entree GRANST DINING(キノクニヤ アントレ グランスタ ダイニング)店」を開店する。
<KINOKUNIYA entree GRANST DINING店>20101202kinokyniya1.jpg
東日本旅客鉄道は4月1日付で、紀ノ国屋を100%子会社化している。紀ノ国屋にとってはJR東日本グループ入り後の初出店となった。売場面積は約103㎡(31坪)の小型店の出店となった。
<菅野研也社長>20101202kinokuniya2.jpg
12月2日に報道関係者向けに開かれた内覧会で、菅野研也代表取締役社長は「当社の創業100周年、JR東日本グループ入り後の初出店と節目の店舗。今後の出店を考える上でのモデル店舗として位置づけている」と語った。
店舗のデザインコンセプトは「懐かしくて新しい」で、木を基調としながら、明るく開放感のある造りとした。
<銘店とのコラボレーション弁当>20101202kinokyniya3.jpg
取扱品目は約1000品目で、グランスタ ダイニングのコンセプトである「日本の台所」に合わせて和の商材を強化したという。お弁当では駅弁需要に対応して、味の浜藤、とんかつまい泉、wanofu、といった外食企業と紀ノ国屋でコラボレーションした弁当を展開。
東北新幹線の青森駅の開業に合わせ、青森産のりんごを使用したりんごのツインパイン(税込1000円)を開発。自社工場のパン・クッキーも導入し、PB比率を高めた。
菅野社長は、「通常の路面店ではPB構成比20~25%程度、地下鉄で展開しているOMO業態では30%程度。アントレとはフランス語で入口という意味がある。この店舗での買い物をきっかけに路面店などの紀ノ国屋を利用するきっかけにしてもらいたい」という。
路面店の紀ノ国屋の客単価は店舗によって、3000円~5000円ぐらいの幅で推移しているが、エキナカは買上点数が低いため1000円台の客単価を想定する。
今後の出店については、決算期末を迎える3月頃までを目途に、数店舗をエキナカや駅関連施設に小型店を展開する計画だという。

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