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東急ハンズ/実演販売で、店頭販売強化

2013年06月14日 / トピックス店舗

東急ハンズは6月から、新宿店店頭で、ヒント・ショースタッフチームによる実演販売を開始した。熟練の販売による店頭販売強化策の一環。

<実演販売の様子>

ヒント・ショースタッフチームは店頭での実演販売選任チームで、メーカーからの派遣販売員では答えにくい類似商品との比較や、メリット以外のデメリットを含めた商品説明などを行う。

4月に本社の店舗サポート部内に、47歳~58歳までの8人の熟練販売員によるヒント・ショースタッフチームを結成し、2か月間、商品知識や接客についての研修を実施。専任スタッフ用に制服も一新した。

<ビールの泡を作るSonic Hour>

まずは、新宿店から活動を開始し、金曜・土曜の12時~20時、日曜の10時30分~18時30分を目安に定期的に実演販売を行う。実演販売では、高単価で使い方に説明が必要な商品や便利だがあまり世に知られていない商品、既存商品の新たな使い方の提案などをする。

<家庭で炭酸水が作れるソーダストリーム>

高単価商品のノンフライヤー、ソーダストリームのほか、吸水性の高い生地を使用した折りたたみ傘の収納ケース(税込1050円)を紹介。革製品用の防水スプレーでは、靴以外にも、革の鞄や革のジャケットへ使用し、汚れを防ぐ効果などを提案する。

<吸水性が高い傘袋ではコップの水でアピール>

実演販売商品は、ヒント・ショースタッフチームと商品部で協議して選定し、店頭販売の底上げを狙う。実演販売の専門会社では、1日20万円程度の売上が目安となっており、東急ハンズでも同様の水準を目指す。

<防水スプレーの実演販売>

まずは、都心の大型店で実施する予定で、7月から池袋店、渋谷店でもヒント・ショースタッフチームによる実演販売を行う。秋には、ヒント・ショースタッフチームの人員を倍増させる計画だ。

3年前から、店頭スタッフが商品を選定し、実演販売を行う取り組みを進めていたが、専任チームを設けることで、実店舗の強みであるコンサルティング販売を打ち出すという。

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