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コーチ・ジャパンは10月29日、新宿中村屋ビルに「コーチ新宿」をオープンした。国内10店目の旗艦店で、新コンセプトを採用した日本1号店。
1階・2階の2フロアで路面店として展開、店舗面積は804㎡で、1階にウィメンズ、2階にメンズ、アフターセールスサービスを配した。女性・男性用のバッグ、革小物、レディ・トゥ・ウェア(アパレル)、シューズ、ジュエリー、時計、サンウェアなどフルラインで展開する。
コーチでは昨年からブランド変革を打ち出し、ハンドバッグやアクセサリーを扱うラグジュアリーブランドから、アパレル、シューズを含めて提案できる「モダンラグジュアリー アクセサリー&ライフスタイル コレクション ブランド」への転換を図っている。
2013年9月にはエグゼクティブ・クリテイティブ・ディレクターに、カルバン・クライン、ボッテガ・ヴェネタ、ジバンシィ、ルイ・ヴィトン、マルベリー、ロエベといったブランドで要職を務めた経歴をもつスチュアート・ヴィヴァース氏を起用。
2月にはヴィヴァース氏が手掛けた初のコレクションをニューヨーク・ファッション・ウィークで発表し、2014年秋から、本格的にレディースとメンズのレディ・トゥ・ウェアとシューズの展開を開始した。
日本でも、フルラインの商品展開は旗艦店である銀座や表参道などで実施しているが、「モダンラグジュアリー アクセサリー&ライフスタイル コレクション ブランド」としての商品展開にあわせた店舗は、新宿がはじめて。
コーチは、ヴィヴァース氏を筆頭に、ウィリアム・ソフィールドが率いるスタジオ・ソフィールドとのパートナーシップのもと次世代ストアコンセプトを開発した。
次世代ストアコンセプトは、モダンラグジュアリーをテーマに、邸宅風の内装を採用。店舗入口には、壁面の前に商品陳列什器を設置し、入店しやすく、かつ、ショップスタッフと会話しやすい環境を目指した。
エントランスホールは吹き抜けの仕様とした。1階はウィメンズのフロアで、床の材質は、店舗入口付近はメタリック調のタイル、中央は特注のハンドタフトのウールカーペット、後方は味のあるパイン古材を使用した。
ナチュラル、エボニー(黒檀)の色を基調に、黒塗りスチール、アンティークブロンズ、マホガニーのトリミングでデザインしたキャビネットを採用。
カスタムスチールとレザーで作られたカウンタースツール、ディテールにスエードを用いた起毛革のシューベンチ、真珠色のラムシアリングを張ったクラブ・チェア、ソファのプルマンファブリックなど、店内には、エレガントなフォルムと落ち着いた色彩が美しいミッドセンチュリーの家具を配置した。
1階、2階ともゆったりとしたソファを設けることで、ちょっとした休息をとりながら、ゆったりとした時間の中で、買い物ができ、ショップスタッフとのコミュニケーションが図れる店舗を目指したいという。
日本初の試みとして、店頭にアフターセールスサービス(修理工房)を設置した。皮革用ミシン、各種パーツ、工具、モノグラミング専用工機などを配備し、マンハッタンの工房のような雰囲気のスタジオとした。
コーチの販売員でありながら皮革製品の大手修理工房での長期研修を通じて十分な修理経験とレザー・スペシャリストの自社資格を有する専属スタッフが常駐する。
バッグ、レザーアクセサリーの修理のうち、糸ほつれ、金具交換、ストラップの長さ調整など、お客の要望を受け、カウンセリングをしながら、対面で修理をする。商品のモノグラミングやストラップ調節だけでなく、長く愛用したコーチ製品の修理にも対応する。
永江公一社長兼最高経営責任者は「コーチ新宿では、2014年秋コレクションのほか、世界各地でモダンラグジュアリーコンセプトを踏襲した店舗でのみ展開する限定アイテムを販売する。女性向けのレディ・トゥ・ウェアやシューズは国内随一の品ぞろえとした。ヴィヴァース氏の描く、まったく新しいアメリカンスタイルを店内の雰囲気でも感じられる店舗だ」とコメントしている。
店舗概要
所在地:東京都新宿区新宿3-26-13
新宿中村屋ビル1階・2階
TEL:03-5361-7510
営業時間:11時~20時
店舗面積:804㎡
定休日:不定休
フロア構成:1階ウィメンズ、2階メンズ、アフターセールサービス
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