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サムソナイト・ジャパンは、銀座の商業施設「KIRARITO GINZA(キラリトギンザ)」に、アメリカの高級バッグブランド「hartmann(ハートマン)」の日本初の旗艦店「ハートマン銀座」をオープンした。
ハートマンは1877年、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーでジョセフ・S・ハートマンが創業したバックブランドで、「ハートマン銀座」は、ニューヨークに続き世界で2番目となるアジア初のハートマンの旗艦店となる。
日本では過去に百貨店で取り扱いがあったが、その後撤退し、正規輸入が途絶えていた。2012年にサムソナイト社の傘下に入ったことで、今回、日本再上陸となった。
造田博之サムソナイト・ジャパン社長は「旗艦店を皮切りに、かつてハートマンを知っていた層から、ブランド認知度を高め、2、3年で百貨店のコーナー展開、路面店を含め20~30店体制としたい」と語る。
路面店は、銀座のほか、都内の感度の高いエリアで2~3店を出店し、その後、大阪など近畿圏への出店を検討する。札幌や福岡などの地方都市では、地域で核となる百貨店内への出店を検討したいという。
銀座出店に先駆け、9月からインショップ形式で、日本橋三越本店、小田急百貨店新宿店、阪急うめだ本店、伊勢丹浦和店に出店。10月から、名古屋三越栄店にも出店した。
ハートマンは、天然革を中心とした天然素材とナチュラルなテイストのバッグが特徴で、主要ターゲットは30~40代の男性。平均単価は12万円程度となっている。
一方、サムソナイトは、新素材の軽量スーツケースなど、工業製品的な品ぞろえで、平均単価はハートマンの半分以下程度となる。素材や用途、テイスト、単価の違いもあり、主要顧客層はハートマンよりも10歳程度は若いという。
造田社長は、「カバン市場全体は成熟市場で、毎年、フラットかやや微減の状況となっている。サムソナイトとは異なる顧客層を、マルチブランドオペレーションで開拓していく」と語る。
サムソナイトは、百貨店のインショップを含め100店規模となっているが、ハートマンはよりこだわりのブランドであるため、目的買いをするブランドを目指し、店舗数の規模は追わない方針だ。
銀座店の店内は、伝統とモダンが融合した豪華でありながら居心地の良い空間で、充実した品そろえと銀座ならではのホスピタリティで、比類ないブランド価値を提供することを目指した。
カバン市場の成熟化に伴い、1回の来店で購入するお客が減ってきていることに対応し、店内には休憩スペースを設けた。
2、3回来店し、ショップスタッフから、ブランドの成り立ちや商品の背景、素材、機能性などの話を聞き、ブランドを良く知った上で、商品を購入する顧客が増えているという。
ハートマンのブランディングでは、旗艦店の出店のほか、全国の主要な百貨店での催事を含め、商品展示会を開催していく予定だ。来年の2、3月に首都圏で複数回の展示会を計画する。
日本再上陸にあたり、今回は、前回取り扱いのなかった商品を導入し、約30%程度、新規商品を投入した。旅行、ビジネスなど利用シーンにあわせて、コンシェルジュ的なサービスを提供し、購入後のアフターメンテナンスのサポートを強化することで、固定客を増やすという。
銀座店は、サムソナイトが展開する「サムソナイト・ブラックレーベル」の旗艦店「サムソナイト・ブラックレーベル銀座」と併設して出店しているが、ハートマンとサムソナイトでは、顧客層が異なるため、基本的に併設出店はしない方針だ。
■店舗概要
所在地:東京都中央区銀座1-8-19
KIRARITOGINZA1階
TEL:03-5579-9199
営業時間:11時~21時
定休日:不定休
店舗面積:計128㎡
アイテム数:約180点
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