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良品計画/マイクロソフトのクラウド導入、ビッグデータ活用

2015年04月24日 / IT・システム経営

良品計画は、日本マイクロソフトをITパートナーとして、お客一人ひとりとのより良い関係づくりと、よりお客のニーズに合った無印良品の商品を迅速に発・提供していくためのビッグデータ活用基盤を構築した。

<良品計画のデジタルマーケティングプラットフォームのシステム構成図>
良品計画のデジタルマーケティングプラットフォームのシステム構成図

国内約400店舗展開している無印良品の店舗、オンラインストアの「無印良品ネットストア」、スマートフォン向けアプリ「MUJI passport」、公式Twitterなどの利用者から日々集まる膨大なデータを分析・活用するビッグデータ活用基盤として、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」と「Microsoft Power BI」を採用し、デジタルマーケティングプラットフォームの強化に取り組んだ。

これまで約5分かかっていたレポートの表示を約10秒で実現し、従来の約30分の1の時間でレポートを表示ができるようになった。

使い慣れたExcelで誰でも最新かつ大量のデータを自由に加工して分析できるようになったことで、社内でデータを参照・活用する機運が高まり、店長、エリアマネジャー、販売部、商品部など現場の部門が、データに基づく迅速な意思決定が可能な環境を整えた。

IT部門、Webサービス部門、店舗運営部門、商品開発部門など複数部門が連携してデータを活用できるようになったことで、さらに予測精度の高いマーケティング施策の提供や、お客向けサービスの改善を、より短時間で実現することを目指す。

インターネットと店舗の区別なく、お客の商品閲覧/検索/購入履歴やクチコミなどをさまざまな角度から分析できるようになったことで、よりお客のニーズに合った商品企画・開発や店舗運営を実現する。

今後Microsoft Azureの機械学習機能「Azure Machine Learning」をお客向けマーケティング施策の予測で活用するなど、さまざまなマイクロソフトテクノロジの活用を予定しており、マーケティング施策や販売予測精度向上による投資対効果の最大化、グローバルでの在庫量の最適化などを実現したいと考えている。

日本マイクロソフトは、良品計画のITパートナーとして、良品計画のビッグデータ活用基盤を担うとともに、グローバルでの法人ビジネスにおける経験・ノウハウの活用や技術支援などを通じて、良品計画の事業拡大を支援するという。

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