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花王/通期の利益予想を30億円分引き下げ、カネボウ自主回収で追加損失

2013年10月30日 / 経営

花王は10月30日、2013年12月期通期の連結純利益予想を引き下げた。

従来予想の670億円から、640億円に下方修正した。

決算期の変更に伴い、前年同月比での増減率は示していないが、前年同月期間(2012年1月~12月)との比較では、実質2.0%増となる。

傘下のカネボウ化粧品による、ロドデノール配合美白製品の自主回収に伴い、特別損失を追加計上したことが修正理由。

同社は、7月30日の1~6月期決算発表時に、カネボウの自主回収問題に関連して、販売先からの返品に絡み売上総利益が28億円減少するとの見込みを示したほか、その他の支出のために56億円の特別損失を計上していた。

今回、新たに、特別損失が56億円から85億円に増加するとの見通しを示した。これにより、カネボウの自主回収に関連して同社が見込む損失額は合計で113億円となった。

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