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矢野経済研究所/昨年のショッピングセンター新規雇用者は8万3000人

2009年03月20日 / トピックス

矢野経済研究所は3月17日、日本ショッピングセンター協会と共同で実施した調査「ショッピングセンターにおける新規雇用創出の実態に関する調査結果2009」の概要を発表した。今年2月下旬-3月上旬に、昨年1-12月にオープンしたショッピングセンター(SC)73か所と主要SCデベロッパーを対象に、アンケートなどで調査した結果をまとめたもので、60SCから回答を得た。

調査結果では、新規雇用者8万2709人のうち地元での採用者が6万4448人と77.9%を占めた。また都市規模別では、新規雇用者数は大都市で2万3007人(27.8%)、中都市2万7838人(33.7%)、小都市3万1864人(38.5%)と、比較的人口15万人未満の小都市の割合が高いことが分かった。さらに地元での採用者数は、大都市の1万8909人に対し、中都市は1万9581人、小都市は2万5958人と中小都市の方が雇用機会の創出効果が大きかった。

店舗面積規模別の平均従業員数は、店舗面積1万㎡未満は452人、3万㎡未満が794人、5万㎡未満は1705人。大規模店舗では、10万㎡が未満2456人、10万㎡以上は7294人だった。

一方、主要SCデベロッパー19社に対し、昨年と比べた今年の新規雇用者数の増減を聞いたところ、回答した15社中増加と回答したデベロッパーは3社にとどまり、減少と回答したデベロッパーが12社と減少を見込むデベロッパーが多数を占めた。また、今年オープンする予定のSC数を聞くと28か所が開業する予定で、想定新規雇用者数(10社が回答)は計2万5000人だった。

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