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ネット通販/クチコミサイトの影響力、目立つ

2011年12月21日 / トピックス

日本通信販売協会は12月21日、「インターネット通販利用者実態調査2011」を発表した。
急速に拡大するインターネット通販の利用者像を把握することを目的に、インターネット通販利用者実態調査を実施したもの。
今回の調査結果から、インターネット通販の利用頻度が、年々上昇していることが明らかになった。
特に、「週3回以上」利用しているユーザーは7.3%と前年より0.9ポイント増加した。08年3.6%、09年5.1%、10年6.4%と右肩上がりに増加した。
前回同様、インターネット通販利用者が商品を知るきっかけ、購入の決め手となる情報源について聞いたところ、ともに「クチコミサイト」が最も高く、12ポイント増となった前年よりもさらに大きく増加した。
一方、前年で商品認知として最も多かったメールマガジンは、クチコミサイトよりも10ポイント低くなった。
事業者より送られる情報よりも、クチコミサイトやツイッター、ブログなどの情報を重視する傾向が高くなってきている。
インターネット通販での購入品についてみると、1位「本・雑誌・コミック」、2位「食料品/飲料(酒類を除く)」、3位「レディースファッション・靴」となった。
1位と2位、2位と3位の差はそれぞれ10ポイント近くあり、「本・雑誌・コミック」の購入率は突出している。調査開始以来「本・雑誌・コミック」がインターネット通販の主力商品であり続けている。
インターネット通販利用者のデジタルコンテンツ(ダウンロードコンテンツ)の購入率は、PCからが19.6%、携帯電話22.3%であり、購入コンテンツのほとんどが音楽コンテンツとなっている。
PCでの購入率は前年とほぼ同じだったが、携帯電話からの購入率は前年の18.4%から3.9ポイント増加した。
背景には、携帯電話に占めるスマートフォンの割合が増加し、音楽コンテンツ以外にもゲームや動画などの購入が増えたことが起因している。
一方で、スマートフォンを保有するインターネット通販利用者の約15%が、スマートフォンを購入してからPCや携帯電話(スマートフォン含む)でのインターネット通販利用が増えたと回答している。
このことから、スマートフォンの普及増加は、今後の通販利用にも影響がみられると考えられるという。

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