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冷凍食品市場/2018年度は8078億円、米飯や唐揚げが人気

2019年01月16日 16:30 / 商品

味の素冷凍食品は1月10日、2018年度の冷凍食品市場動向調査を発表した。

<冷凍食品市場は成長している>
冷凍食品市場は成長している

同社調べによると、2018年度の冷凍食品市場は8078億円と、2010年度から1764億円増加(28%増)する見込みで、購入率の増加・購入単価の上昇により長期的に大きく拡大している。

<ギョーザ>
ギョーザ

同社は2月10日、2019年春季の家庭用商品の新製品・リニューアル品を発売する。

冷凍食品ならではの価値をさらに広め、より多くの生活者が冷凍食品をもっと買いたくなる、もっと作りたくなる、食べたくなるよう、生活者に寄り添った食スタイルを提案する。

2018年秋季にリニューアルした「ギョーザ」と新品種として登場した「しょうがギョーザ」のパッケージを刷新し、それぞれの商品の良さの訴求強化を行う。

また、冷凍米飯市場は、2013年から2018年にかけて31%増と拡大しており、とりわけ2015年秋季の同社の「ザ★チャーハン」の発売以降、商品数も増加し成長している。

同社は、「五目炒飯」(新製品)、「具だくさんエビピラフ」(リニューアル品)、「ザ★チャーハン」(リニューアル品)、「大海老炒飯」(既存品)の4品をラインナップし、さらなる冷凍米飯市場の拡大を図る。

「おにぎり丸」は、「おなじみのおかずでおにぎりが作れ、おにぎり1つで肉と野菜が一緒に取れる」と好評を得ている。

2018年2月のリニューアルを機にリピート率は前年比23%増と伸長し、累計販売個数は約2000万個を突破している。購入率は2.6%と伸びしろがあり、今後も市場が拡大する見込み。

ロングセラーの「野菜たっぷり中華丼の具」の野菜を増量(同社従来品比5%増量)し、さらに豚肉もプラスして一層おいしく刷新する。

野菜摂取の意識が高まる中、中華丼の食卓出現頻度は1994年から2016年にかけて47%増(同社調べ 100世帯/月あたり)と大幅に増加。

不足しがちな野菜を、手軽に摂取できる中華丼の需要が高まっていることがうかがえる。

今回、野菜を増量(同社従来品比5%増量)し、さらに1皿で肉と野菜が摂取できるよう豚肉を加えてリニューアルする。

さらに、2017年度の鶏もも肉の冷凍から揚げ市場は約450億円で、2010年度比で61%増と大幅に伸びている。

鶏むね肉の潜在冷凍から揚げ市場は約174億円と大きく、どちらの市場も高いポテンシャルがあると同社では見込んでいる。

「味からっ」やわらか若鶏から揚げ<じゅわん鶏もも>は、ロイヤルユーザーに長年人気の「やわらか若鶏から揚げ」であること、「黄金スパイスがきいてジューシーである」ことを訴求するパッケージへリニューアルする。

「味からっ」やわらか若鶏から揚げ<ふっくら鶏むね>は、衣の揚げ色が濃くなり、よりうす衣の軽い食感になってさらにおいしくなった。

鶏むね肉を使ったから揚げであることを分かりやすく訴求するパッケージへリニューアルし、ポテンシャルの高い冷凍から揚げ市場のさらなる拡大を目指す。

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