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サッポログループ/個性的なホップの香りで勝負するビール新ブランド

2017年09月29日 15:07 / 商品

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サッポロホールディングスのグループ会社・ジャパンプレミアムブリュー(以下:JPB)は10月3日、 「Innovative Brewer THAT’S HOP Nelson Sauvinの真髄・絶妙のMosaic&Citra」をファミリーマート、サークルK・サンクスで先行発売する。

<Nelson Sauvinの真髄・絶妙のMosaic&Citra>

クラフトビール市場の成長など、ビールに対する趣向は多様化していることに対応し、ビールの成長機会創出のための新たなアプローチとして、新ブランド「Innovative Brewer」を立ち上げた。

ナショナルビール・クラフトビールといった区分にこだわらず、新たに立ち上げるこのブランドからビールの既成概念にとらわれない独創的な価値提案を次々と行い、新ビールカテゴリーの創造にチャレンジしていく。

「Innovative Brewer」から最初に提案するカテゴリーは、「フレーバーホップビール」。ホップ品種の中でも個性的な香りを持つフレーバーホップに着目し、ビールを味わうというよりも、個々のフレーバーホップのキャラクターそのものを味わえる商品を目指した。

「Nelson Sauvinの真髄」は、ネルソンソーヴィンホップを100%使用。ネルソンソーヴィンホップの真髄である「白ワインを思わせる香り」を存分に味わえる一品に仕上げた。

アルコール分5%。内容量は350ml、価格が288円(税込)。

「絶妙のMosaic&Citra」は「隠し香り」としてシトラホップを一部使用することで、モザイクホップの個性である「パッションフルーツを思わせる香り」を絶妙に際立たせる配合を採用した。

アルコール分4.5%。内容量は350ml、価格が288円(税込)。10リットル樽で、サッポロライオンの一部店舗で販売する。

製造、原材料などの制約により全国供給を前提とした大量生産はしておらず、ファミリーマート、サークルK・サンクスで先行発売し、新たな顧客接点を広げる。

主要ターゲットは、クラフトビール・プレミアムビールを好むビール感度の高い人、30代以降のビールにこだわりがある人。

販売エリアは、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・長野県。

同社は2015年に「ナショナルクラフト」というポジショニングで、クラフトビールブランド「クラフト レーベル」を開始。自社EC、総販売代理店制による小売店での販売など販売チャネルに工夫するなど展開してきた。

9月29日行われた新商品発表会で、サッポロビールの時松浩常務は、「当社グループなりのやり方を再構築し、クラフトビール事業をリブートする。今までビールとしての楽しさ、新しい価値の提案が十分でなかったことから、新しく『フレーバーホップビール』というジャンルを立ち上げ、新しいカテゴリーの創造に挑む」と話した。

JPBの梅原修一社長は、「2020年までには10~20億円規模のブランドに育成したい。今回、個性的なフレーバーホップそのものを味わえるビールで、ホップそのものを主役にし、新しいビールのスタイルを提案していく」としている。

<JPBの梅原社長、サッポロビール時松常務>

■ブランドサイト
http://www.japanpremiumbrew.jp/innovativebrewer/

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