イオン/会計システムにHAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」導入

2024年10月30日 13:17 / IT・システム

サイオステクノロジーは10月30日、HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」がイオングループのIT機能会社であるイオンアイビスに導入され、イオングループのMicrosoft Azure移行に伴う会計システムの高可用性を実現したことを発表した。

ハードウェアの老朽化や柔軟なリソースコントロールなどの課題から、巨大流通グループの情報システムをオンプレミスで維持することが困難になったことが背景にある。そこでイオンアイビスは2021年、会計システムをMicrosoft Azureを基盤としたクラウドへ移行するプロジェクトを開始した。

<システム構成図>

プロジェクトが進行する中で、クラウド環境での冗長化(予備サーバーの確保)と、高い可用性の確保が課題となり、複数の冗長化ソリューションを検討。結果、充実したサポート体制とSAPシステムの冗長化が可能なことが決め手となり、「LifeKeeper」とともに、データレプリケーションソフトウェア「DataKeeper」も基盤として採用された。

2023年6月に「LifeKeeper」を中心とした冗長化体制が稼働を開始。その後もシステム運用は安定して稼働している。Azure環境で2度のフェイルオーバーが発生したが、いずれも想定通りにデータが同期され、システムのダウンタイムを最小限に抑えることができたという。

「LifeKeeper」は、全世界で8万ライセンス以上の導入実績があるHAクラスター製品。導入することで、アプリケーションレベルでの可用性担保を実現する。加えて、データレプリケーション製品の「DataKeeper」と組み合わせることで、共有ストレージを使用せずクラウド上でシステムを冗長化させ、システム全体の可用性が高められる。

■サイオステクノロジー「LifeKeeper」
https://bccs.sios.jp/lifekeeper/

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