流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





モスバーガー/総額表示へ変更、主力商品20~30円値上げ

2021年03月10日 12:15 / 商品

モスバーガーを展開するモスフードサービスは4月1日から、総額表示義務化に合わせモスバーガー商品の価格改定を実施する。

これまで、店内飲食(イートイン)・持ち帰り(テイクアウト)で異なる販売価格だったが、4月1日からイートイン・テイクアウトともに同じ税込価格とする。価格改定に合わせて1円単位の支払いを無くし、お客の利便性を向上する。

チェーンでは、価格の維持に取り組んできたが、人件費や食材の高騰などさまざまなコストの増加に直面している。とくに新型コロナウイルス感染症の拡大によりテイクアウト需要が増すなかで、無料で提供している包材費の負担が増加している。

管理コストや原材料の調達、物流などのさまざまな過程で、できる限りの効率化を進めたが、内部努力による吸収のみでは賄いきれない状況となった。商品とサービスの品質維持のため、メニュー価格を一部変更する。主力の「モスバーガー」や「とびきりハンバーグサンド」などは20円~30円の値上げとなる。

<おもな価格改定>
おもな価格改定

一方、求めやすい価格で提供している「ハンバーガー」などは価格を据え置くため、イートインのお客にとっては値下げとなる。また「ポテトS・ドリンクセット」などメイン商品に追加するセットメニュー価格も据え置きとなる。主力商品の価格改定は、2015年5月以来となる。今回の改定による売上への影響は2%程度を見込んでいる。

関連記事

商品 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧