ローソン/タッチパネル式の新型POSレジ・自動釣銭機を導入

2017年08月10日 14:00 / IT・システム

ローソンは8月10日、業務用タブレット端末と新型POSレジ・自動釣銭機を全国のローソン店舗に導入すると発表した。

深刻化する人手不足への対応や複雑化する店舗業務の効率化のためで、8月28日から業務用タブレット端末を、11月1日から自動釣銭機と組み合わせた新型POSレジを順次、導入する。

<業務用タブレット端末>
業務用タブレット端末

業務用タブレット端末は、商品陳列や清掃などの出来栄え基準が写真付きで表示されるため、マニュアルとしての活用もできる。

「いつ、なにを、どのように」と、お店での業務内容を提示することにより、新人クルーや経験の浅いクルーがコンビニの仕事に馴染みやすくなる。

販売データに基づくカウンターファストフーズの調理時間と数量を個店ごとに推奨することにより、機会ロスの削減などファストフーズの適切な販売管理がしやすくなる。

実験で先行導入した店舗では、揚げ物類の売上が約10%~20%増加した店もあるという。

タブレットの活用により、各作業におけるクルーごとの習熟度や総合スキルを確認できるため、クルーの自己点検やモチベーション向上も期待している。

<新型POSレジ・自動釣銭機>
新型POSレジ・自動釣銭機

新型POSレジは、自動釣銭機を備えることで、新人や外国人クルー(パート・アルバイト)でもストレスなく現金での決済に対応でき、よりスピーディーな精算が可能となる。

金銭授受の間違いが無くなり、店舗での金銭管理の効率も向上させる。

POSレジ本体は従来の操作ボタンをすべて無くしたコンビニ業界初のオールタッチパネル式を採用した。

現行のレジと比べて、カウンター上部への設置スペース(横幅)を約3分の1削減できる。

各種操作の簡素化や、クルーに操作ステップを案内するナビゲーション機能の強化、多言語化(日本語の他に英語、繁体中国語、簡体中国語など)を図り、誰でもより迷わない操作を実現する。

多言語化は2018年6月以降に対応する予定だ。

今後も従来の店舗IT機器や設備をより効率化・省力化したものに刷新するほか、完全自動セルフレジ機やRFID(電子タグ)などの新技術を使った実証実験を進め、お客の利便性向上と店舗業務の効率化を目指す。

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