NEC/小売業の価格付け支援するAI活用の小売価格最適化ソリューション販売
2022年02月22日 12:40 / IT・システム
- 関連キーワード
- NEC
NECは2月22日、米クリアデマンド(アリゾナ州)の商品の販売ライフサイクルに沿って戦略的な価格付けを行う小売価格最適化ソリューションを、小売業向けに4月から販売すると発表した。
<小売価格最適化ソリューションのイメージ>
AIを活用し商品の販売ライフサイクルのフェーズに沿った戦略的な販売価格を算出するソリューション。これまで人の勘や経験によって行われてきた価格付けを、AIを活用することで、データや理論に裏付けされた価格付けができるようにした。これまで人手で行っていた価格付けをAIが行うことで、業務効率化にもつながるという。
具体的には、小売業が持つ商品マスタ情報や販売実績、競合他店情報などから需要予測や価格付けの分析を行い、最適化技術を活用して、通常価格、販促価格、売り切り価格で、売り上げや粗利益を最大化する販売価格を提示する。
価格提示は、「商品特性やカテゴリーを考慮した価格」「自社の店舗がある地域や店舗特性に合わせた価格」「競合他店の価格を考慮した価格」「チャネル戦略に合わせた価格」などの戦略に基づいて行う。戦略のシナリオは複数設定が可能で、店舗の状況に合わせて容易に変更ができる。
価格は、経済学の理論をベースに作成した価格モデルに従って、商品の販売ライフサイクルのフェーズと戦略シナリオを掛け合わせて最適な値段を算出。最適価格はグラフなどで表示する。
また、販促時の価格付けで、カニバリゼーション(共食い)分析や同時購入傾向分析、リベートを考慮した売り上げ分析や粗利分析が行える。そのため、効果的な販促価格付けができるという。販促時のチラシ作成業務を効率化する機能も備えた。
ソリューションは、NECが米クリアデマンドと日本国内での独占販売契約を締結し、SaaS型で提供する。サービス利用料は今後詰める。
米クリアデマンドでは、2012年から米国でソリューションの提供を開始しており、スプラウツ・ファーマーズ・マーケットやホーム・デポといった北米のスーパーやホームセンターなどが導入している。
■小売価格最適化ソリューション
https://messeonline.nikkei.co.jp/exhibitors/RT00107/n107
IT・システム 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- ファミマ/店舗の勤務シフト・スケジュールを自動作成に
- 04月19日
-
- ワッツ/長野県松本市のラ・ムー梓川店内に新店舗オープン
- 04月19日
-
- H&M/原宿に再オープン、国内初のウィメンズ特化
- 04月18日
-
- 所沢駅西口/「エミテラス所沢」142店舗が9月オープン
- 04月18日
-
- ウエルシアHD/池野隆光会長が社長兼任に
- 04月18日
-
- ライフ/埼玉県で6年ぶりに新店舗「ソコラ所沢店」オープン
- 04月18日
-
- エキュート秋葉原/25年春に20店舗オープン
- 04月18日
-
- カインズ/ベアーズと連携、日用品の自動代理発注を開始
- 04月18日
-
- ハラカド/会員制「クリエイティブラウンジ」オープン
- 04月18日