カシオ/小規模店舗のDX化を支援するサブスクリプション開始
2022年03月30日 13:40 / IT・システム
カシオ計算機は3月30日、小規模店舗のDX化を支援するサブスクリプションサービスを開発したと発表した。
タブレットレジ「EZ(イージー)ネットレジ」と、決済サービス「EZ(イージー)キャッシュレス」、来街者の行動パターンを収集・分析できる「商店街EZ(イージー)パッケージプラン」などを用意し、4月より順次サービス提供をスタートする。
「EZネットレジ」は、直感的に使える操作性と設置場所を選ばないコンパクトな設計が特長のタブレットレジ。シンプルで使いやすい会計機能とクラウド上でリアルタイムに売上データの集計・分析やグループ店舗のデータが管理できるという。
売上データの集計管理サービスは、カシオ計算機100%出資子会社「CXDネクスト」より提供する。初期費用オープン、利用料月4950円から(同一店舗内はレジ端末3台まで追加料金はかからない。4台目以降は1台につき追加料金1100円)。
「EZキャッシュレス」(「CXDネクスト」が提供)は、クレジットカード、電子マネー、QRコードといった多様な支払い方法に対応し、現金とキャッシュレスを一元管理できる決済サービス。レジと電子決済端末の連動により、2度打ちの必要がないため、金額の打ち間違いを防止できるほか、スピーディーな会計を実現する。
クレジット決済利用料が月748円、電子マネー決済利用料は月1452円(EZネットレジ契約時は無料)。
同社は2020年11月より約1年にわたり、高円寺パル商店街振興組合と共同で、来街者の情報を収集分析し、商店街の課題解決や店舗運営の向上につなげる実証実験を行った。「商店街EZパッケージプラン」は、その実績をもとに構築した商店街単位でのDX化を支援するパッケージプランとなっている。
個店向けのオンライン講習や商店街の来街人数、属性を収集・分析できるサービスがそろう。
ビーコン来街者調査は19万8000円、店舗オンライン講習1回2万2000円、商店街リポート33万円。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。