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イオン東北/チェーンストア向けコミュニケーションツール「店舗matic」導入

2022年09月27日 13:00 / IT・システム

TISインテックグループのネクスウェイは9月26日、イオン東北が2月からチェーンストア向けコミュニケーションツール「店舗matic(テンポマティック)」を全157店舗に導入したと発表した。

「店舗matic」導入により、本社・店舗間での指示や連絡、店舗内でのタスクやスケジュール管理、情報処理関連作業を大幅に削減した。これらは、イオン東北が目指す「コミュニケーション改革と生産性の向上を実現し、お店が働きやすい環境を整える」ためのDX推進につながったという。

<店舗matic導入の前後>
店舗matic導入の前後

イオン東北では、ミッションである「総合小売業として、東北の生活者に豊かな暮らしを提供し、最も東北に貢献する企業になる」を実現するため、デジタルの力を活用したスマートストアの実現に向けDX推進を進めていた。その中で、本社・店舗間のやり取りには、いくつかの課題があった。

店長に届くメールは1日100件以上あり、店長にあらゆる情報が集まり、必要ない情報も届くため、重要な情報を見つけにくい状況があった。また、店舗スタッフ間で情報共有するツールや機会がなく、店長から店舗スタッフまで情報が正確に伝わらない、もしくは伝わるまで時間がかかっていた。さらに、コロナ禍で従業員同士の対面コミュニケーションが減少し、情報伝達や周知徹底が難しく、本社と店舗、店舗間のつながりの希薄化が顕在化していた。今回、これらの課題解決のため、イオン東北は「店舗matic」を導入した。

「店舗matic」の導入によって、本社、店舗双方のコミュニケーション負荷を軽減し、迅速かつ正確な情報伝達が可能になった。店舗では、本社からのお知らせ内容の重要度・緊急度や、作業の締切などが分かりやすくなった。また、大事な情報が見つけやすく、他の情報に埋もれることがなくなった。さらに、本社からのアンケート回答の負荷が軽減した。

本社では、送信リスト(メーリングリスト)作成・更新などが不要で、情報の送り分けが簡単になった。店舗にアンケートなど回答を求める際、未回答店舗にのみ依頼することもできる。また、自部署以外のスケジュールが一覧で確認でき、効率的なコミュニケーションが取れるようになった。

イオン東北DX推進部店舗matic導入チームは、「店舗maticの導入を進める中で、ネクスウェイ社には細かい質問や確認事項について、気軽にチャットで質問ができたり、チャットで説明が難しい場合は電話で実際に操作をしながら説明いただくなど、こちらの質問に丁寧に対応してくださいました。また、同業種の事例紹介なども、いつも迅速かつ分かりやすく説明してくださり、大変助かっています」とコメントしている。

今後は、店舗と本社間のあらゆるやり取りを「店舗matic」に集約することで、更なる業務効率改善に努める予定だ。

■イオン東北の導入事例
https://chainstore.nexway.co.jp/case/28

「店舗matic」は、流通・小売業、飲食業をはじめとしたチェーンストアビジネスにおける、本部店舗間コミュニケーションの共有基盤を提供するクラウドサービス。チェーンストアビジネスに最適化されたお知らせ機能、情報回収(回答フォーム作成、集計)機能、情報ポータル機能、商売カレンダー(スケジュール)機能、文書管理機能等により、本部と店舗の情報共有とコミュニケーションの質を向上させ、店舗スタッフの作業負担を大幅に軽減する。商売の全体像を把握した効果的・効率的なオペレーションを通じて、販売力、収益力の強化、魅力的な店舗づくりなどの経営課題の解決を強力に支援する。

■店舗matic
https://www.nexway.co.jp/lp/tempo/

■問い合わせ
ネクスウェイ
ソリューション事業部本部 販売支援事業部
TEL:0120-341-890
e-mail:clp@nexway.co.jp

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