ソフトバンク／「人流データ」可視化分析ツールなどのホワイトペーパー公開

2023年02月27日 13:00 ／ IT・システム

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ソフトバンクはこのほど、小売業向けの店舗開発・マーケティングから、観光・イベント集客や不動産・交通・防災までを包括的にサポートするソリューション2件と活用事例集のホワイトペーパーを公開した。

＜マチレポ＞

店舗開発やマーケティングに必須である商圏・競合情報分析において、従来の統計や実態調査は、データ取得や分析までにかかる時間や工数が多くまた、それによりデータの鮮度や迅速さに欠ける点がネックだった。

人流マーケティングツール「マチレポ」では、調査したいエリアの来訪者数やペルソナを、「自社で手軽に」分析できる。数値に基づいた戦略立案や効果検証が素早く行えるようになり、小売業界に限らず、観光動態調査や観光イベントの効果検証、不動産投資の判断指標にも活用できる。活用例として、小売業では、商圏分析・出店計画／販売促進の効率化／自店・競合店分析、その他では、観光動態・周遊調査／イベント企画／不動産・REIT投資などがある。

分析初心者にも安心の操作性で、かんたん操作でデータ出力ができ、日本全国どこでも自由に分析エリア・店舗を指定できる。また、18種類の分析メニューを標準搭載し、分析結果をダウンロード・加工可能できるのが特長となっている。

ホワイトペーパーでは、分析メニュー詳細として、「週別来訪者推移」「曜日別来訪者推移」「時間帯別来訪者推移」「居住地別来訪者ランキング（市区町村/町丁）」等を紹介する。また、POSを通過しないお客の来店数や滞在時間も把握でき、より詳細な分析が可能になる特長も解説する。これにより、来店したお客様の時間帯別人数や性別・年代、居住地（町丁目単位）の属性を把握することで、より詳細な分析が可能になり、効果的なプロモーションや品揃えに活用できるという。

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＜全国うごき統計＞

また、携帯電話の位置情報をもとに、都市計画や交通計画の社会インフラに関するノウハウを加えて生成した人流データ「全国うごき統計」を紹介する。「全国うごき統計」では、24時間365日の人の移動・滞在を把握・解析する。これにより、高精度の人流データは、まちづくりや観光などにおける「顧客ニーズに高度にマッチした施策」につながる。自治体のまちづくりにおける検討業務や、民間企業の出店検討や商圏分析など幅広い領域で活用できるサービスとなっている。

全国約23万基地局から、24時間365日データ収集する網羅性、人口分布・目的地だけでない、正確な移動経路・交通手段を把握できる機能性、ソフトバンクの膨大な位置情報と統計データ補正による高い精度による信頼性が特長となっている。

さらに、人の移動と滞在が可視化できる4メニューを用意。「メッシュOD量調査」「交通施設OD量調査」「断面交通量調査」「滞在人口調査」を提供する。そのほか、計測結果に性別、年代別、居住地別の情報を付加し、属性ごとの行動解析も可能となる。

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＜人流データの活用事例集＞

そのほか、まちづくりにおける「人流データ」活用事例集を公開した。網羅的かつ最新の人の移動・滞在データである「人流データ」をまちづくりに活かすことは、エリアニーズへ高度にマッチした施策の立案につながる。資料は、「まちづくり」における人流データの必要性や人流データの種類を解説するほか、7つの活用事例を掲載した。

活用例1（自治体）中心市街地活性化計画の策定における基礎調査
活用例2（自治体）路線バスの潜在需要の把握による利用促進検討
活用例3（コンサルティング会社）令和2年度名古屋周辺の豪雨災害分析
活用例4（北海道）新幹線開業の効果測定
活用例5（まちづくり事業者）自動運転のルート設計
活用例6（豊岡市）高速道路延伸時の影響把握
活用例7（神戸市）歩行環境整備の検討

観光／自治体･交通における人流データの活用（地域活性化、道路・公共交通整備、市街地整備、災害対策など）に興味のある人に役立つヒントを提供するという。

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