三井不動産/顧客体験向上で商業施設公式アプリ700万ダウンロード突破
2023年12月01日 17:17 / IT・システム
三井不動産は12月1日、「三井ショッピングパークアプリ」が700万ダウンロードを突破したと発表した。
2014年に開始した同アプリは、「ららぽーと」などの商業施設で利用できるクーポンの発行、イベント・セール情報を提供してきた。
ショップ情報などコンテンツと館内マップが一体となっている。
その後も決済機能、ポイントカード機能、ECの&モールとの連係機能などを追加し、2023年4月に顧客のショッピング体験を向上させるためのアプリとしてリニューアルした。
その結果、2023年4~9月のアクティブユーザー数は前年同期比約30%増、アプリによる支払い利用数約30%増、ポイントQR利用数約50%増と好評を得ている。
同日行われた商業施設のDX事例体験会で、商業施設本部 商業施設運営一部 運営企画グループの岡村栄治主事は「アプリを情報提供のためのツールから、ユーザーのほしい情報をし好、状況に合わせて出し分けられる、体験ツールにアップデートした。リアル店舗とECの&モールの情報をシームレスに取得できる」。
「リニューアルにより、アプリ利用率は9月で来館者の65%と順調に増加している。ECの&モールへの流入増、アプリ経由の売り上げも伸びている。アプリ会員は30~50代の女性が多いが、今後多くの世代が利用しやすいようパーソナライズされた情報を提供できるアプリを目指す」と意気込みを語った。
具体的には、お勧めアイテムなどは、閲覧履歴があるショップのコンテンツを表示。閲覧したことのあるショップにひもづくクーポンが「おすすめクーポン」として紹介される。
また、顧客の位置情報を連係し、来館中か非来館中かで、コンテンツを出し分ける。
来館中はショップ情報を、来館していない場合は、ECでのお勧めアイテムを上部に配置する仕組みだ。
さらに、フードコートのモバイルオーダー、レストランの待ち列予約もでき、混雑時の飲食をスムーズに支援する。
駐車場位置と、購入金額や各種カード会員のステータスで複雑になりがちな駐車料金なども確認できる。
岡村氏は「顧客のし好、来館中ならその位置に最適なクーポンを配信したり、レストランの待ち予約の利便性を高めたりすることで、各テナントへの送客を強化している。来館中の利便性を高め、ECとの連携も拡充することで、より楽しいショッピング、時間消費を提供したい」と述べた。
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