ららテラスTOKYO-BAY/年間売上40億円・来場200万人目標、36店オープン

2023年11月28日 17:54 / 店舗レポート

三井不動産は11月29日、JR南船橋駅前のライフスタイル型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」(千葉県船橋市)をオープンする。同28日、プレス説明会を実施した。

<施設外観>

コンセプトは「&MORE 暮らしにもっと便利さを、毎日にもっとうるおいを」。初年度の年間売上目標は40億円で、来場者数200万人を目指す。生活利便性の高い店舗を中心に全36店舗が出店するほか、約5000m2の大規模広場も整備。フードフェスやスポーツのパブリックビューイングなど、さまざまなイベントの実施を予定している。

<若林常務>

同施設について、常務執行役員の若林瑞穂 商業施設本部長は「年間売上40億円、来場者数200万人を1つの目安として目指したい。近隣住民や当社の物流施設従業員の方々、来年開業し1万人収容できる『LaLa arena』の利用者などの通行時に立ち寄ってもらえる施設にする。エリア全体のゲートウェイとなる位置づけだ。

南船橋エリアは当社にとっても特別な思い入れある場所で、ららぽーと発祥の地でもある。これからは商業だけでなく、スポーツ・エンタメ、レジデンス、物流施設も備えたミクストユースの街づくりを推進し、エリア全体の活性化に寄与していく」と説明した。

<肥田部長>

商業施設本部の肥田雅和 リージョナル事業部長は「右肩上がりで人口増加を続けている船橋市の充実した商業環境の中で、つい足と止めたくなる生活利便性の高い施設を目指す。周辺生活者に日常的に使っていただけるような業態としてクリニックなども入っている。近隣SC『ららぽーとTOKYO-BAY』、『ビビット南船橋』とも連携しながら街の価値を高めていく」と述べた。

<フードコート>

施設2階にある約320席のフードコートには、SC初の新業態でハンバーグ専門店の「粗挽き ぎゅうばーぐ 大和亭」、大阪発のカレー店「JOTO CURRY」、ラーメン店「どうとんぼり神座」、カジュアルな韓国料理店「韓美膳(ハンビジェ)」、おなじみ「ミスタードーナツ」の計5店舗が出店している。

陽光が入りやすいガラス張りの内装で、天気のいい日には屋外テラスも利用可能。各所にデジタルサイネージを設置しており、ここでは地元船橋市を拠点とするプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の試合を放映する予定だ。

<ワイズマート>

フードコート真下の1階には、千葉県・東京都を中心にチェーン展開している食品スーパーマーケット「ワイズマート」がSCに初出店した。初年度売上目標は約12億円。約8000SKUの充実した商品群にリーズナブルな価格設定で、地域住民の食卓をサポートする。インストア加工の生鮮食品や、オリジナル総菜「浦安メンチ」などをラインアップした。

<GiGO>

GiGOのカフェ&バーがSCに初出店。千葉ジェッツ公認店舗で、試合開催日にはサイネージに試合を放映し、応援しながら飲食を楽しめる。ショップも併設しており、千葉ジェッツ公式グッズを販売。クレーンゲームやダーツ、カプセルトイも楽しめる。

<Cafe Amazon>

関東初上陸となるタイ最大のコーヒーチェーン「Cafe Amazon」では、タイの厳選されたコーヒー豆を独自方法で焙煎した、風味豊かな味わいを楽しめるという。オリジナルドリンクやタイ料理も用意した。

このほか、レストランカフェ関連では「焼肉DINING大和」、「ガスト」、「プロント」も出店している。

<マツモトキヨシ>

日常使いしやすいドラッグストアとして「マツモトキヨシ」が出店。周辺に住宅地があることから、商品ラインアップに「ペット用品」を加えているのが特徴だ。

このほかファッション・雑貨・その他関連ではメガネ専門店「OWNDAYS(オンデーズ)」、「くまざわ書店」、「ダイソー」などがオープン。サービス関連では「そうごう薬局」、フォトウェディングの「スタジオAQUA」、「ポニー クリーニング」などが出店している。

<天然芝生広場>

開発敷地面積の約3分の1を占める約5000m2の大規模広場空間「MIXI FUN PARK(LaLa terrace Green Park)」は、天然芝生広場と多様な中高木を備えた憩いの場。遊具広場にドッグランエリアも用意しており、子供連れとペットを飼っている人がどちらも安全に楽しめるよう工夫したという。

ここでは、フードフェスやスポーツのパブリックビューイングなどのイベント実施を予定している。災害時の一時避難場所として被災者を受け入れる機能も有しており、「マンホールトイレ」を2カ所設置した。

また、施設屋根前面に太陽光パネルを設置して、施設の利用電力のうち約12%分をカバーするなど、サステナブル社会の実現に向けた取組にも注力している。

■三井ショッピングパーク ららテラス TOKYO-BAY
所在地:千葉県船橋市若松2-2-1
敷地面積:約1万6740m2
構造規模:鉄骨造地上2階建
延床面積:約1万1200m2
店舗面積:約8200m2
店舗数:36店舗
駐車台数:約8台
交通:JR京葉線「南船橋」駅直結
スケジュール:着工2022年11月/竣工2023年10月予定/開業2023年11月29日
設計会社:東急設計コンサルタント(基本設計)、三井住友建設(実施設計・監理)
施工会社:三井住友建設
環境デザイン:ノンスケール、E-DESIGN
運営・管理:三井不動産商業マネジメント

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