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吉野家/スマホ時間多い人、朝食頻度低く「幸せ度」が低い

2023年01月30日 13:00 / 販促

吉野家、東北大学ナレッジキャスト、NeU(ニュー)は1月30日、「朝食習慣と幸せ度・ライフスタイルに関する調査」の結果を発表した。

<スマホを長時間使用する人は朝食頻度が低い>
スマホを長時間使用する人は朝食頻度が低い

2010年に東北大学が発表した同様の調査では、朝食習慣と幸せ度・生活満足度との関連性が明らかになった。今回、20代から60代の働く人1000人を対象に、前回調査でわかった関係性に変化があるのか否か、スマホ普及やコロナ禍の影響がどの程度あるかなどを分析した。

2022年の調査においても、朝食頻度が高いほど「幸せ度」が高く、「幸せ度」が高いほど生活面での「ポジティブな意識」が強いことがわかった。

また、 「幸せ度」は朝食を毎日食べる人と週1日以下食べる人とで10.7点の差がある。朝食頻度が高い人は朝食をとる理由が明確であり、目的意識が高い。朝食頻度が高い人ほど「生活リズムが安定している」「体調管理・健康管理に気を配っている」「定期的にからだを動かしている」ということも明らかになったという。

さらに、朝食頻度と「スマホ使用時間」「朝食時間」「起床時間」との関係では、朝食頻度について、男性20代において大きな低下が見られた。

スマホを長時間使用する人は朝食の摂取頻度が低い。朝食頻度が高い層は、スマホの使用時間が少ない傾向が見られた。朝食頻度が高い層とそれ以外では、スマホを1日3時間以上利用する割合に10ポイント以上の差が見られ、5時間以上利用する割合ではおよそ2倍の差が生じているとしている。

「スマホ使用時間5時間以上」の人では「起床時間が決まっていない」や「起床時間9時以降」の割合が増し、使用時間の長くなるほど「朝食を食べない」人が増加することからも、スマホ使用が朝食の摂取習慣に影響を及ぼしていることがうかがえる。

朝食頻度が高い層の8割は、朝7時前に起床、8時までに朝食を済ませており、朝型生活と朝食頻度は相関が強い。

コロナ禍以降のライフスタイルの変化では、「幸せ度」が高い層はコロナ禍以降に朝食頻度と米を食べる頻度が高くなっている。

<「幸せ度」と朝食頻度に関連性>
「幸せ度」と朝食頻度に関連性

平日のアフター5の過ごし方では、「家でくつろぐ」「ネットをする、TVやDVDを見る」などが大幅に増加している。「実店舗でショッピングする」や「外食に出掛ける」が大幅に減少し、「アフター5はない」も増えているとしている。

<今後増やしたいこと>
今後増やしたいこと

コロナ禍での変化に対して今後増やしたいことを尋ねると、どの年齢層も男女とも「外食に出掛ける頻度」「一週間当たりの外出回数」を増やしたい意向が強かった。また、朝食頻度M層では、朝食回数を増やしたい意識が高く、課題を感じていることがわかったという。

東北大学ナレッジキャストは、東北大学100%出資のコンサルティング会社。NeUは、東北大学と日立ハイテクによる脳科学カンパニー。NeU取締役CTO、東北大学ナレッジキャスト取締役の川島隆太博士は、東北大学加齢医学研究所所長。脳機能開発研究の第一人者で、世界的な脳トレブームの立役者。

■東北大学ナレッジキャスト
企業HP:https://www.tohoku-kc.co.jp/

■NeU
企業HP:https://neu-brains.co.jp/

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