ヤオコー流山おおたかの森店/店舗レポート
2017年07月24日 16:02 / 店舗レポート
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ヤオコーは7月21日、千葉県流山市に「ヤオコー流山おおたかの森店」をオープンした。
目標年商は16億円で、店舗面積は1836m2、総取扱アイテム数は1万2400sku、うち生鮮食品1150sku、デリカ320sku、その他グロサリーなど1万930SKUを展開する。
売上構成比は生鮮36.9%、デリカ14.5%、合計51.4%で、50%以上の売上を生鮮とデリカで占める計画だ。
東武アーバンパークライン・つくばエクスプレス「流山おおたかの森駅」から、南側約1.2㎞の大型分譲マンション(建設中)に隣接する商業施設内へ出店したもので、投資額は5億円。
商業施設内には保育園も開園する予定のため、ファミリー世帯をメインターゲットとしたモデル店舗と位置付けている。
まだ開発中の地域が多いことから、開業時から3年程度は、客数を低めに想定した。
世帯構成では2人世帯が最も多く、次いで単身世帯・3人世帯が多くなっている。商圏人口は、1km圏内4600世帯・1万1300人、2km圏内2万3500世帯・5万7100人、3km圏内6万300世帯・14万5200人を想定。
店舗周辺は、戸建住宅を中心に開発が進んでおり、区画整備地区として今後人口や世帯の増加が期待できる。
1㎞圏内の人口は、年代別では30歳代がボリュームゾーンで、次いで40歳代の比率が高い。10歳未満の比率も高いことから、子育てファミリーが多いことが特徴。
ヤオコー全店の平均客単価は約1800円だが、同店はやや高めの約2000円を想定する。
周辺は一戸建てが多く持ち家比率が高く、駅前には高級スーパー「タカシマヤフードメゾン」もあることから、こだわり商材を増やし、既存店よりも高めの客単価を見込んでいる。
都心へもアクセスしやすく、デパ地下の惣菜にもなじみのあるお客が多い立地では、スーパーマーケットの惣菜を敬遠するお客もいるため、デリカの売上構成比は低めに想定している。
惣菜は、ここでしか味わえない商品の提案として、鉄板で調理する厚焼玉子を種類豊富に提案する。
厚焼玉子は開発までに数年をかけ、今年の4月から全店に導入した惣菜の看板メニューの一つ。現在、看板メニューとなっている店内調理の「手作りおはぎ」に次ぐ、名物メニューとして育成を図る。
米飯では、手作りのおにぎりコーナーを強化し、昼食や夕食時には焼きおにぎりのできたて販売をする。てまり寿司商品を強化するほか、野菜と寿司を組み合わせたサラダプレートなどを提案する。
子育て世代が多い立地を意識して、ひな祭り、こどもの日、ハロウィン、クリスマスなどイベント時や週末には、パーティーメニューを提案するなど、その時々のニーズに合わせた品そろえを意識し、変化ある売場作りを目指す。
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