JR阿佐ヶ谷駅/高架下商業施設「ビーンズ阿佐ヶ谷」誕生
2017年07月24日 17:08 / 店舗レポート
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ジェイアール東日本都市開発は7月25日、JR阿佐ヶ谷駅高架下の商業施設「ビーンズ阿佐ヶ谷」を開業する。
1967年に開業した高架下商業施設「阿佐ヶ谷ダイヤ街」をリニューアルする一環。旧ゴールド街を一新し、新たに「ビーンズてくて」を開業する。
施設面積は約1400m2で、今回は、10店が出店した。旧ゴールド街は、2015年に閉店した高架下商業施設で、2階建ての施設に30店以上が出店していた。
再開発にあたり、地域の人々が生活の中で日常的に利用でき、ゆったりとした食事もできる空間を目指したため、1店あたりの店舗面積を確保し店舗数を絞り込んだ。
JR阿佐ヶ谷の2016年度の乗降客数は約9万人で、ターミナル駅に比べると少ない。さまざまな人々が利用する駅の商業施設であっても、1km~2km圏内の地元の人々が日常使いできる商業施設を目指した。
メインターゲットは駅利用者と駅周辺に住む女性。
女性が1人でも安心して夕食をとれる施設を目指し、「わごはんとカフェ チャワン」、サンドイッチカフェ「ポタスタ」、とんかつ新宿さぼてんの新業態「スイートカクタス」、ラーメン店の「箸とレンゲ」を配置した。
食物販では、旬とこだわり青果・グロサリーの専門店「おなかすいた?」が出店した。隣接する形で、雑誌「オレンジページ」初の常設料理教室「コトラボ」を配置した。
店舗中央には、利用者からの寄贈による書籍を貸し出す「まちライブラリー」とコラボレーションしたピッツァカフェ「ピッツァフォルノカフェまちライブラリー」を誘致した。
店舗利用者も参加する「まちライブラリー」とピッツァカフェを提案することで、地域のコミュニティスペースとしての役割も期待する。
店舗のもっと奥側には、スターバックスコーヒーが出店する。スターバックスコーヒーは、駅前にも店舗があるが、駅前はクイックな利用を想定するのに対し、ゆったりとした時間を過ごす店舗と位置付けた。
都内で3店目となる「スターバックス ナイトロ コールドブリュー コーヒー」を導入した。
コールドブリューコーヒーは熱を加えず、水でゆっくりと時間をかけて抽出するコーヒーで、ナイトロは、窒素ガスを充填してお客に提供する。
サービス店舗では、ヘアカット専門店のQBハウスとウィメンズ美容サロンの「パウワウ」を誘致した。
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