そごう千葉店/25億円を投資、体験型専門店館「ジュンヌ」オープン
2017年09月15日 18:26 / 店舗レポート
3階を「コト消費体験型フロア」と位置づけ、ABCクッキングスタジオが手がける新業態「Whip(ホイップ)」の単独店を全国で初めて導入した。
ホイップは、料理教室と異なり、お客自身がタブレット端末でレシピを見ながら、自分のペースでオリジナルのスイーツ作りが体験できるのが特徴。
インスタグラム映えする彩り豊かなスイーツ作りが体験できるだけでなく、ドリンクが楽しめるカフェスペースやフォトスポットも設置する。
スイーツ作り体験は税込1500円から、ドリンク飲み放題は200円、同伴者は1人500円(ドリンク代込)で利用できる。
神楽坂の個性派書店「かもめブックス」を柳下恭平氏がプロディースした「16の小さな専門書店」を配置。
文芸・海外・SFの「みみずく書房」、人文・教養の「書肆鴉(しょしからす)」など棚ごとに16の小さな専門書店を集積した。
従来の新刊書店とは違う、「本との出会い」と「感動」を意識した店づくりで、ライフスタイルの関心事について出会うべき本を厳選した。
書店には、グルテンフリー野菜を使用したトルティーヤ、米麹の甘酒が入った野菜ジュースなどを提供するカフェ「KAMO’s KICHEN(カモスキッチン)」を併設した。
シアター・ギャラリーの「駒鳥座」も併設し、インディーズからメジャーシーンまで、小さな映画館で映像を楽しめる。
ハンドクラフトが気軽に楽しめる、ワークショップ常設店の手芸ショップとして「クラフトハート トーカイ」を誘致。
手作り体験イベントや初めての人でも気軽に参加できるソーイング教室などクラフト講習会も開催する。
館内の18か所に、撮影スポットとして利用できるシューティングギャラリーを設置。アートや季節の商品の展示を行い撮影スポットを提供する。
シューティングギャラリーには、千葉駅周辺のみどころを紹介した「ちばナビ with ART」も設置し、街への回遊も促している。
お客自身がスマートフォンで撮影し、SNSにアップするなど、お客とのタッチポイントを増やすことを期待している。
そごう千葉店の公式インスタグラム、ツイッターに続き、9月15日からはジュンヌの新ホームページも開始し、情報発信を強化する。
1階エントランスコートには、地元ラジオ局bayfm Boothを設置し、館内DJショーを提供。音楽のほか、ジュンヌの最新情報や旬の話題、地元のサーファーを応援するプログラムを館内に放送する。
旧ジュンヌ館の利用客は8割以上が女性であったこともあり、そごう・西武として初めて、2階に一時預かり専門託児所「ママズスマイル」を設置した。
ゆっくり美容室に行きたい、リフレッシュしたいといったママのニーズに対応した施設で、0歳から小学生までの子どもを1時間1200円で預かる。
豊田店長は、「千葉駅周辺では、一時預かり専門託児所を設置している商業施設がない。子どもを預けて、ゆっくりと買い物をしたいというニーズがあるため、そごう千葉店本館の来店者を含め多くの利用客が期待でき、新たな集客につながる」と語る。
ファミリー層が利用しやすい施設を目指し、2階に千葉県初登場となる「レゴ・スクール」を誘致した。レゴ社認定の先生が少人数制レッスンを行い、レゴブロックを教材に何かを作る体験を通じて、子どもたちの潜在能力を引き出す。
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