ユニー/「アピタテラス横浜綱島」開業、簡便・即食品充実で目標売上高38億円
2018年03月30日 16:10 / 店舗レポート
ユニーは3月30日、横浜市に次世代都市型スマートシティ「Tsunashima SST」の商業施設として、コンパクトショッピングセンター「アピタテラス横浜綱島」をオープンした。
新店舗は、東急東横線綱島駅と日吉駅の中間に位置し、綱島街道と荏田綱島線との交差点に面している。
直営のフードマーケットのほか、60の専門店も出店しており、スターバックス・コーヒーとくまざわ書店のブック&カフェ、飲食、理美容、リラクゼーションサロン、郵便局、学童保育などコト消費にも対応し、従来のアピタのGMSイメージと異なる新しい店舗となっている。
ユニーの佐古則男社長は、「3年半ぶりのアピタ出店となる今回、衣料品などは減らし、食を強化しコンパクトな店舗にした。今後の既存アピタ改装のモデルとなる店舗。多頻度来店したくなる店づくり、ネット通販と差別化する理美容やクリニック、ブック&カフェといったコト消費を増やしたテナント構成になっている。来店客数を増加させ、直営店ベースで年間38億円の売上を目指す」としている。
商圏の特長は、半径3kmの商圏人口は約38万人、世帯数は約18万世帯、今後も大幅な人口増加が見込まれている。30~40代の人口構成比が横浜市平均より4ポイント高く、世帯収入は全国平均より約3割多くなっており、共働き世帯が多い、ライフスタイルに対してこだわりのあるエリア。
主要ターゲットとなる30~40代のニューファミリーに向け、直営食料品売場「アピタフードマーケット」では簡便・即食に特化した品揃えを強化した。
1階のアピタフードマーケットでは、地域住民の冷蔵庫として、毎日来たくなる品揃えを目指した。素材中心からハーフデリ、惣菜、テイクアウト商品を強化。総菜売場では、ユニーグループの「カネ美食品」が出店する。
ユニー初の試みとして、店内加工のカットサラダ、アピタ直営初の焼きたてピザを提供する。ファミリーマートのノウハウを取り入れ、売り上げが伸びているサンドイッチも豊富にそろえた。
鮮魚コーナーでは、アイランドキッチンで刺身をカットし、ライブ感を演出している。
週に2~3日神奈川県横須賀市長井漁港から新鮮な魚介類を直送すると同時に、築地市場、横浜中央市場、地元三崎の鮪など全国のこだわり魚介類を品揃えした。
精肉部門には、肉の専門店「スギモト」がオープン。生産・加工・販売まで一貫体制で安全安心な商品を提供するとともに、厳選された黒毛和牛、肉屋ならではの惣菜(名物棒ヒレカツ、チキンカツ)を取り揃えている。
ワイン専門店「エノテカ」の商品を展開するとともに、こだわりワインなど常時40種類以上を用意している。
また、商品登録は店員が行い、精算はお客が行う「お支払いセルフレジ」を10台導入した。
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