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ベイシア/津田沼駅前「Viit」に初の都市型店舗オープン

2023年10月25日 15:30 / 店舗レポート

ベイシアは10月25日、津田沼駅前の商業施設「Viit」に「ベイシアFoods Park津田沼ビート店」をグランドオープンした。

<ベイシアFoods Park津田沼ビート店>

千葉県のターミナル駅の1つである津田沼駅前に立地し、3月に若年層をターゲットにした新たな商業施設として生まれ変わった「Viit」の地下1階に、ベイシア初の商業施設内のテナントとして出店する。周辺地域は若年層や単身世帯が多く、簡便・即食・個食ニーズに応えた商品展開をする。

津田沼駅1km圏内は2020年以降人口が増加しており今後も増加が見込まれている地域。千葉県と比較すると、20~40代の比率が高く、特に30代の比率が高いエリアでもある。また、その約半数が単身世帯で、特に駅から0.5km圏内は、千葉県の基準値を大きく上回っている。津田沼駅周辺は若年層をターゲットにした再開発を行っており、若者の街となりつつある。

<出店地>

これまで、ベイシアは地方の郊外を中心に出店を行い、ファミリー層をメインターゲットとして大容量商品など「より良いものをより安く」提供してきた。今回、「ベイシア津田沼店」を初の都市型店舗として位置づけ、若年層・単身世帯をターゲットに見据えた新たな挑戦をする。

また、2022年11月から新フォーマット(業態)として展開する「Foods Park」の9号店として、「より良いものをより安くより新鮮でより楽しく」をテーマに「食のテーマパーク」として地域のお客の憩いの空間づくりを目指す。

<店内>

相木孝仁社長は、「今週は、ベイシアにとって歴史の転換点となる週だ。今日は、初の駅前、商業施設、地下1階への出店となる『Foods Park津田沼ビート店』をオープンするが、10月29日には、群馬県伊勢崎市の創業店舗『IS伊勢崎店』を閉店する。ベイシアがこれまで培ってきた強みを承継しつつ、全く新しい立地にコンパクトな都市型店舗を出店することで、新たな立地を開拓しさらなる成長を目指す」と出店の狙いを解説した。

<青果コーナーのスイーツ>

青果コーナーでは、旬のフルーツを使ったパフェや大福などのスイーツ、カットパイン、焼き芋など当社名物品の展開を強化。カットサラダやカット野菜の品揃えを充実させ、大型野菜のカット売りを強化するなど簡便ニーズに応えた商品展開を実施。また、旬の果物の展開や陳列の表現を工夫し季節感の演出をした。

<鮮魚コーナー>

鮮魚コーナーではテナントとして「𠮷川水産」が出店し、地域のニーズに即しながら鮮魚専門店ならではの品揃えで展開する。単身者向けのプチ贅沢中食としてお造りの充実や現代ライフスタイルに沿った簡便商品の展開、バラエティー豊かな寿司・丼ぶりの強化などを行う。

<精肉コーナー>

精肉コーナーでは銘柄和牛や、プロの目利きが厳選した肉質4等級以上の牛を一頭買いするオリジナルブランド牛「ベイシア とろ牛」などの高品質な牛肉を豊富に取り揃えながら低価格で販売する。また「Me To(ミート)デリカ」と題したコーナーの展開で、単身世帯に向けたレンジで簡単に調理可能な商品を強化した。

<惣菜コーナー>

惣菜コーナーでは様々な種類の揚げ物などが揃うフライバイキングや蓋が閉まれば盛り放題のカレーバイキング、本場フランス産生地を使用したクロワッサンなど名物商品をラインナップした。店内手作りのクレープや都市型店ならではのエリア特性に沿ったサラダの販売も強化した。また、オリジナル中華ブランド「金味楼(きんみろう)」を導入し高品質で豊富な品揃えを展開する。

<加工食品売場>

加工食品売場では、普段使いとして短時間でコンパクトに買い物できる環境を目指した売場を構築した。インスタントラーメンやレトルトカレーなどのレトルト食品を強化。また、飲料売場では学生やビジネス立地で単身世帯が多い点を考慮した品揃えとした。

<ワイン売場>

また、酒売場では輸入ワインをショップ形式で展開し、ワイン売場を充実させた。日配品売場では、レンジアップ商品やチルドピザなどの洋惣菜の展開を強化。また、米や卵、牛乳、パンなど様々な商品で地域ニーズに即した少量サイズや食べ切りサイズなどの商品を揃えた。

<冷凍食品売場>

フローズン売場では、ワンプレート商品やパスタなど即食系の商品を充実させるとともに、健康系商品の導入や韓国系商品の拡充など若年層のトレンドやニーズに合わせた品揃えを図った。

<11月からネットスーパーを開始>

また、「ベイシアネットスーパー」のサービスをベイシア津田沼店でも開始する。「ベイシアネットスーパー」は、スマホ・パソコン上で注文した商品をベイシアの店舗からピックアップして自宅へ配送するサービス。

津田沼店では店舗受け取りサービスも導入する。店舗受け取りサービスは、通勤帰りなどにレジに並ばずに受け取ることができ、買い物時間を短縮したいニーズに対応する。「ベイシアネットスーパー」の注文受付開始は11月11日、配送開始は11月14日となる。

<小型カートを配置>

既存店は大型カートを中心に配置しているが、小型店を意識して、Foods Park津田沼ビート店では小型のカートを配置した。また、セルフレジを12台配置したほかスライド棚を導入し、省人化・オペレーション向上の工夫をした。

<セルフレジ>

■ベイシアFoods Park津田沼ビート店
所在地:千葉県船橋市前原西2-19-1
津田沼ビート 地下1階
アクセス:JR総武線「津田沼駅」北口より徒歩約3分
新京成線「新津田沼駅」南口より徒歩約6分
電話番号:047-471-3111
営業時間:10時~22時
定休日:1月1日
総敷地面積:2251m2
売場面積:1591m2
駐車場台数:64台(共用)

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