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イオン/次世代型の物流自動化モデルセンター構築へ

2023年10月25日 15:20 / 経営

イオンとMujinは10月25日、イオングループ共通物流ネットワーク改革に着手するため、次世代自動化モデル構築のテクノロジーパートナーとして提携することに合意したと発表した。

イオン

イオンは、2000年代前半にグローバル・リテーラー水準の効率を実現するサプライチェーン改革を実行。ハブ&スポークの視点でグループ共通の物流ネットワークを構築した。

グループ共通基盤を活用することで、小売り事業の出店成長とプライベートブランド(PB)を中核とする商品戦略を進め、営業収益9兆円を超える小売りグループへと成長している。

この大改革から20年以上が経過。改革着手時から3倍以上の事業規模へと成長したことや物流DXの技術進化が著しいこと、脱炭素・物流課題解決・インフレ対応といった小売業における物流効率化への責務の高まりから、中期的視点でグループ全体の物流ネットワーク次世代化に着手する。

改革により、「サプライチェーン全体のデータ連係」「物流作業の自動化と知能化」「次世代拠点の最適配置」を進め、データと自動化技術に基づくサプライチェーン全体の最適効率化実現を目指す。

イオンはこれら改革を実行する上で、物流DXにおいて優れた技術力を持ち、物流現場へのロボット導入などに豊富な実績を有するMujinが、次世代自動化モデル構築のパートナーとして最適であると判断したという。

Mujinは2011年に創業した、現場で培った数々のノウハウと唯一無二の知能化ソフトウエアを駆使するインテリジェントオートメーションカンパニー。産業用ロボット向け知能ロボットコントローラー、ソフトウェアの開発・販売を手掛けている。

今回のパートナーシップ締結により、イオングループ全体の物流構造改革の第1ステップとして、2026年までをめどに、次世代自動化モデルセンターの構築に着手する。

モデルセンターのグループ展開も進めていく。

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